WRCクロアチア:エルフィン・エバンス「この週末を楽しむという約束を果たせた」最終日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:エルフィン・エバンス「この週末を楽しむという約束を果たせた」最終日コメント集

©TOYOTA / McKlein

WRCクロアチアラリー、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。約1年半ぶりに、自身6勝目をマークしたエルフィン・エバンス。ラリー前週に急逝したクレイグ・ブリーンの相棒を長く務め現在はエバンスのコ・ドライバーを務めるスコット・マーティンとともに、ラリーを楽しむと遺族と約束していたことを明かし、僚友を偲んだ。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■エルフィン・エバンス/総合優勝(=)
*マニュファクチャラーズ選手権ポイント対象外
「もちろん、また優勝するために長い間頑張ってきたが、今この瞬間はあまり意味がないように感じてしまう。誰もが辛い日々を過ごしてきた。WRCファミリーのみんなが一丸となってクレイグに敬意を表したことを誇らしく思う。競技は通常どおりに行われ、彼もそれを望んだだろう。
金曜日の走行順的に路面が汚れることもあり、ここで勝つのは少し難しいようにも思えたが、ライバルがトラブルに見舞われたこともあり優勝争いのチャンスが巡ってきた。スコットと自分はクレイグのご遺族と、この週末を楽しむという約束した。それを実行することができた。ラリーが終わった今、また彼らの気持ちに寄り添っていきたい」

■カッレ・ロバンペラ/総合4位(↑)
パワーステージ順位:2位

TOYOTA

「リザルトの点では素晴らしい週末ではなかったが、最終的にできる限りのことを尽くした。セブとは素晴らしい戦いができたし、それを制することができたのは悪くない。もちろん4位争いをしたかったわけではなかったが、金曜日のことがあったのでそれが精いっぱいだった。いい形で週末を滑り出せなかった。セッティングで小さなミスをしてしまったが、その後はマシンが良かったのでチームに感謝したい。パワーステージではハードにプッシュして、少しでもポイントを獲って週末を終えられた」

■セバスチャン・オジエ/総合5位(↓)
パワーステージ順位:3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「タフなラリーウイークだった。競技面の観点からは、もっといい走りができるペースがあったが、この週末は自分たちに流れがなかった。モータースポーツでは、こんな時もある。今日はかなり厳しかったが、カッレはすごく速かったし、最終日の彼ほどのペースは自分には出せなかった。もちろん、それでもパワーステージは狙っていたが、タイヤ戦略で誤った判断をしてしまい、ステージで危ない場面がたくさんあったので、フィニッシュラインを越えてなんとかポイントをチームに持ち帰ることができてうれしかったよ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合2位(=)

M-SPORT

「マシンにペースはあったし、それはタイムからも読み取れるが、操作できる幅がすごく小さいようで、マシンのスイートスポットがどこなのかを理解するのが難しかった。ここまでチームは一生懸命頑張ってきたし、自分も争いに残れるように取り組んできたが、もっと引き出せるように頑張り続けなくてはならない。そうすれば、選手権のエキサイティングなバトルに絡み続けることができる。選手権争いではまだ4ポイント差に留まっているのでうれしいし、今回2位でフィニッシュできたことは2本のステージウインとともにとてもいいリザルト。来週にはポルトガル向けのテストを行うので、自分の焦点はできる限りいい準備を行うことに移っている。次の重要なイベントに向けて、チームと一緒に最善の備えをしていく」

■ピエール-ルイ・ルーベ/総合7位(=)

M-SPORT

「パフォーマンスには満足しているし、自分たちが速かった場所もあり、そこではポテンシャルも見せられたが、信頼性に欠けていた。金曜日はタイヤチョイスが合わずにタイムをロスしたが、土曜日は順調に進んで4番手にまで上がったのに、残念ながらいくつかトラブルがあり、最終的に7位に落ちてしまった。でも、ポジティブにいきたい。一貫性を取り戻せば、この先のイベントでトップ5や、ポディウムだって狙えるはずだ」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■エサペッカ・ラッピ/総合3位(=)
パワーステージ順位:5位

Hyundai Motorsport GmbH

「何から話し始めたらいいのか。チームには心から感謝している。みんなにとって、ここに来ることは簡単な決断ではなかったが、またドライブする機会を与えてもらって感謝している。本当にタフだったと思うし、間違いなくこれまでで最もキツい一週間だったと思う。賢明な走りをすることを頭に入れ続け、ポディウムに上がることができた。この週末、自分たちにもチームにとっても本当に重要なリザルトだった。ありがとう」

■ティエリー・ヌービル/総合33位(↑)
パワーステージ順位:1位

Hyundai Motorsport GmbH

「なんと言ったらいいか分からない。いろいろなことがあった中で、チームにも自分たちもガッカリしている。厳しい時間を過ごしている中、クレイグを讚えるためにも何としても勝ちたかった。残念ながら、リードしていた土曜日にリタイアしたことで、その機会を逃してしまった。100%以上に攻めなくてはならなかったので、限界で挑んでいればミスを避けられないこともある。今日は、パワーステージを獲る決意で再スタートした。すべてを捧げて挑んだ。それはクレイグのためでもあった」



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