WRCサルディニア:ヌービル「やっとクレイグに勝利を捧げることができた」日曜日コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:ヌービル「やっとクレイグに勝利を捧げることができた」日曜日コメント集 

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCラリーイタリア・サルディニア、ラリー終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。珍しく天候が不安定となり大波乱の週末となった、開催20回目のサルディニア。激動のラリーを戦い抜き、ヒョンデ待望の今季初勝利を勝ち取ったヌービルが、亡きチームメイトに思いを寄せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合首位(=)
「こんなにチャレンジングで信じられない週末を経て、ポディウムの頂点に上がることができて本当にハッピー。優勝争いができるという信念を持ってこのイベントを迎えたが、初日はすごくチャレンジングで自分たちもたくさんタイムをロスした。取り戻してもまたロスの繰り返しだったが、土曜日が終わった時点で大きく状況を変えて、首位に立つことができた。天気は週末を通して激しく変わり、ドライから温暖、大雨まであらゆるコンディションに直面した。その中でタイヤをマネジメントしなくてはならなかったし、マシンへの負担も大きかったが、自分たちは素晴らしく一貫性があり、それが本当に報われた。チームのために今季初勝利を獲ることができてうれしいし、新しいチーム代表にとっては初めての1‐2フィニッシュだ。今日は、クレイグへの思いもある。クロアチアで勝利を捧げたかったが、やっと果たせたよ」

■エサペッカ・ラッピ/総合2位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「チームにとって、非常に重要なリザルトだ。チームとして優勝を目指してプッシュしたいと心から思っていたので、1‐2フィニッシュで終えることができてとてもよかった。金曜日のタイヤ戦略でソフトを残しておき、土曜日の午後はオジエにプレッシャーをかけるために、ソフトタイヤを犠牲にして全力を尽くした。金曜日の午後も戦略としては少しリスキーだったが、すべてが報われた」

■ダニ・ソルド/SS17後にラリーリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「自分にとっては厳しい週末だった。滑り出しもよくなく、初日にミスをしてしまったことでそこから躊躇するようになってしまい、最終日はエキゾーストのトラブルに見舞われてしまった。それでも、チームが1‐2フィニッシュを果たすことができたことは、うれしい。次のサファリはどれだけ過酷であるかはよく知っているが、ポルトガルの時のようなペースをつかんで争いに戻りたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合3位(=)
パワーステージ順位:1位

Toyota Gazoo Racing WRT

「最終日に向けていいタイヤを残したので、パワーステージでプッシュすることができて本当によかった。やっとベストタイムを出して、ボーナスポイント5を獲得できた。決して簡単ではなかった。走行前は大雨で、走行順が後の方は弱まったが、泥の中を走るのはまさに試練だった。個人的にいつもトリッキーなイベントだったので、今回はできる時は速く走り、必要な時にはステディになろうというのがプランだったが、それが実行できた。全体としてペースはかなりよかったし、トラブルを避け切った。週末が始まった時点では、こんなにポイントをたくさん獲れるとはまったく予想していなかったよ」

■エルフィン・エバンス/総合4位(=)
パワーステージ順位:4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日はとにかく残り3本を走り切り、タイヤをいたわりながらパワーステージに備えることに徹した。パワーステージではコンディションがものすごく変わり、雨がかなり強かったのでとてもスリッパリーだったが、幸いうまく走り切れた。もっとポイントを獲りたかったが、2ポイントでもないよりはいい。この週末はいろいろなことが起きたので、すべてに満足はしてはいないが、総合4位という結果でまずまずのポイントが獲れたことには喜ばなくてはならない」

■セバスチャン・オジエ/総合14位
パワーステージ順位:5位
「今日はまた走行することができたので、チームのためにパワーステージでできる限りのポイントを獲ることだけに徹した。今日も天気がかなりトリッキーで、フィーリングとしてもこのようなコンディションで大きなリスクを負うことはできなかった。まずまずの速さで、でも無茶はしないような感じで収めた。だから、全体としては強く戦えたラリーと記憶はできないが、このスポーツではこうする時もあるし、受け入れなくてはならない。今回の速さについてはポジティブな点もたくさんあるので、次に出る時は運を味方につけられるように願うよ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合35位
パワーステージ順位:2位

Ott Tanak

「ハードな週末だったと言わざるを得ない。素晴らしくはなかったし、天気でトリッキーになり、自分のパフォーマンスもイマイチだったと思う。速さをつかむのに苦戦していた。ステージのタイムもなさけなかったし、今は、あるべき姿の走りができていない。何かが欠けている。時間が経てば、さらに速さが出ることを期待している」

■ピエール・ルイ・ルーベ/金曜日にラリーリタイア
「願っていたような週末にはならなかったし、いいリザルトを期待していた。金曜日は本当にうまく行っていたし、コンディションが完璧ではなくても、いいタイムを出して順位もよかった。期待していた結果につなげられず、申し訳なく思う。しっかり集中を取り戻し、ケニアに備えたい」



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