WRCメキシコ:オィット・タナック「サプライズが多すぎる」土曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:オィット・タナック「サプライズが多すぎる」土曜日コメント集

©M-SPORT

WRCラリーメキシコ、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。Mスポーツ・フォード復帰後、2戦目のスウェーデンではさっそく優勝を挙げたオィット・タナック。フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1でのグラベル初戦となった今回は初日にターボトラブル、マシンを修復したこの日もマシンを速く走らせることに苦戦しているなど、自分らしくない感触にもどかしさを吐露した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■セバスチャン・オジエ/総合首位(↑)

TOYOTA

「今日の内容にはすごく満足できると思う。ちょっとした大差をつけてこの日を終えて首位に立てているのは、もちろん素晴らしいことだ。エサペッカとのバトルが終わってしまったので、少し違うアプローチで今日も強い戦いができた。彼はとてもいい走りをしていたので、本当に気の毒だ。でも、これがラリーというものだし、勝つためには3日間をまとめ上げなくてはならない。あのことがあってからはセーフモードに留まるように努めたが、それでもいいタイムを出して差を広げることができた。SS16のタイム(8.1秒差をつけてのベストタイム)は自分にとってもサプライズ。とにかくクリーンに走ることだけに努めていたので、もしかしたらタイヤマネジメントが功を奏したのかもしれない。明日はラリー最長ステージが待っていて、このラリーで一番トリッキーな日になるかもしれないので、まだリラックスはできない」

■エルフィン・エバンス/総合2位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「手堅い走りができたし接戦だった。もちろん、差を詰められるよりも後続との差を広げられた方がよかった。ティエリーはこれまで以上に優勢だが、ほとんどのステージでコンマ秒差の接戦になっている。車内ではすべてうまくいっており快適に走れているが、それでも大変な戦いだ。明日は走ったことがあるところとないところが混ざっているので、タイヤチョイスやセッティングがトリッキーになるかもしれない。でも、今晩の間にしっかり準備して、このポジションを守るためにベストを尽くす」

■カッレ・ロバンペラ/総合4位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「タフな1日だったが、全体としてはかなりOK。いいペースを出すことに努め、ドライビングの手応えはよかったが、道がどんどん速くなっていったようでラクではなかった。昨日は砂利掃除をしている間、グリップを得るためにソフトタイヤをたくさん使わなくてはならなかったので、午前はハードをいくつか使わなくてはならず、理想的な状況ではなかった。前後の差がかなり開いていると、速さと集中力を保つのが難しいが、午後はいいペースを出せたステージもあった。明日は、とにかく午前中はクリーンに走り、パワーステージに集中する」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合3位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「昨日と同じ速さでの走りを続けていたが、午後はエルフィンとの差を詰めるために少しアタックした。それがかなりうまくいった。午前中はステージウインを3本獲り、総合順位も3番手に上がった。EPとヤンネに起きたことを見た時に、最初に気の毒だと思った。素晴らしい走りをしていたからね。自分たちは走行順がよくなったのでもっと速く走れると分かっていたが、もちろんエルフィンもスピードを上げてきた。彼もいい走りをしているので、差は小さい。最後のステージでは残念ながら1.5km地点でパンクに見舞われ、1.5〜2秒をロスしたが、それがなければ差は3秒以下になっていた。それでも僅差なので、最終日もプッシュしていく。週末を通して挑み続けているし、いい2位争いができている」

■ダニ・ソルド/総合5位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「今日の走行順(5番手)では、上位のクルーたちのペースについていくのは大変だった。砂利掃除の影響がすごく大きかった。残念ながら序盤にエサペッカを失ってしまったので、チーム的には少し大変な状況になっている。それでも、このラリーの道はドライブが楽しい。自分はすごく楽しめているが、グリップが不足している時があるだけ。ステージごとに走行が重なれば、改善されていく傾向にある。それでもトップ5圏内につけているので、モチベーションを保ち、プッシュを続け、最終日も満喫していきたい。全力を尽くし続けるよ」

■エサペッカ・ラッピ/SS11でラリーリタイア

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

「自分たちがよく言うように、より慎重にセーフティにドライブしていると、もっと難しくなる。今日、最初のステージで起きたことがまさにそれだと思う。アタックもしていなければ、特にハードにプッシュしていたわけでもなかった。カットできるロングの右コーナーの後、左コーナーの進入でクラッシュした。カットした時に少しスタックした感じがあって、すぐにコーナーに入ることができなかった。40cmくらいアペックスがズレてしまい、30cmほどワイドになってバンクに接触してしまった。それ自体はOKだったが、それからスピンして柱にヒットしてしまった。車内から出火してしまったので、外に出た。もちろん、残念だよ。スウェーデンでのペースや昨日の走りから、ポジティブなことを得ていかなくてはならない。自分たちには速さはあった。それをリザルトに結びつけることができていないだけだが、自分たちにはできると分かっている」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合11位(↑)
「昨日と比べれば、素晴らしい1日だった。基本的にテクニカル面ではトラブルはなかったし、格段に楽しかったが、それでも足りないものがある。このマシンを速く走らせる方法をつかむことに苦戦しているし、自分としては不自然な感じ。少なくとも、昨日よりは正解に近づいている。基本的にはマシンがどのような挙動をするかということなのだが、サプライズが多すぎる。このような状態では自信をつかむのが難しいが、今日は学んだこともある。ここからはよくなっていくだけだと信じたいね」

■ピエール‐ルイ・ルーベ/SS18でデイリタイア



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