WRCモンテカルロ:3日目はオジエが首位堅持、トヨタは2-3-4 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:3日目はオジエが首位堅持、トヨタは2-3-4

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WRC開幕戦モンテカルロは競技3日目、SS13までを終えて、Mスポーツ・フォードのセバスチャン・オジエが総合首位を堅持。総合2番手はトヨタのオィット・タナック、同じくトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが総合3番手に浮上している。

TOYOTA

この日はSS9〜SS13の5SS。注目は総合首位のオジエと2番手のタナックによる首位争い。ふたりの差は14.9秒と接近しており、ひとつのミスが勝敗の行方を左右する可能性もある。

オープニングステージのSS9では総合3番手につけていたヒュンダイのダニ・ソルドがコースアウト。雪に覆われた路面でコントロールを失い、コースに戻ることは叶わずここで万事休す。オジエはここで、左リヤホイールを破損しながらもタナックに1分以上の差をつけるSS2番手タイムでステージを終えている。これでふたりの差は1分18秒4と一気に広がってしまった。また、ソルドの離脱もあり、SS3番手のラトバラは総合5番手から3番手にジャンプアップを果たしている。これでトヨタは2番手にタナック、3番手にラトバラ、4番手にラッピと上位を固めることとなった。

MICHELIN

タナックはSS10、SS11と2連続SSベストタイムをたたき出すが、すでにオジエはクルージング。タナックは残すSS12、SS13もオジエのタイムを上まわり続け、最終的に33.5秒までその差を詰めることに成功したが、リスクを避け安定した走りを心がけていると本人はいたって冷静。元チームメイト同士のバトルは最終日に持ち越されることとなった。2番手タナックと3番手ラトバラの差は59.2秒。差が開いているだけに、無理せず確実に表彰台を狙いたいところだ。

一方のラッピはSS11でパンクを喫し、背後のクリス・ミーク(シトロエン)にかわされ一時総合5番手にドロップ。しかしSS13で再逆転に成功し、再び総合4番手を取り戻している。ラッピとミークはSS13までを終えて1.6秒差。こちらも最終日のバトルから目が離せない。

HYUNDAI

ラリーはギャップでの最終サービスを終えた後、拠点をモナコに移動して最終日の競技に臨むことになる。最終日はSS14〜SS17の4SS、63.98kmが設定されており、SS14は日本時間28日16:32スタートする。

WRCモンテカルロ デイ3暫定結果
1. セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC 3:30:30.9
2. オィット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +33.5
3. ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +1:32.7
4. エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +4:38.5
5. クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +4:40.1
6. エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +5:00.2
7. ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +5:33.6
8. ブライアン・ブフィエ フォード・フィエスタWRC +5:43.4
9. クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +8:49.0
10. ヤン・コペッキー シュコダ・ファビアR5 +14:04.4



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