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WRCアルゼンチンがルートを大幅改定、エルコンドルは逆走設定

©Red Bull

ラリーアルゼンチンの主催者は、今季のルートを大幅に変更することを表明。名物エルコンドルのステージは、2017年とは逆方向の走行となる模様だ。

今季のWRC第5戦ラリーアルゼンチン(4月26−29日)は、ルート変更の意図として、コンペティターに向けてはチャレンジ性を高め、スペクテイターには新たな見応えを提供することを掲げている。

拠点となるのはコルドバ近郊、伝統のビラ・カルロスパスだが、今年のステージはサンタ・ロサ・デ・カラムチタのソフトなグラベル路と、トランスラシエラ山脈のナローで石の多いコースに集中させる。

イベントは4月26日木曜日、コルドバに設定される1.9kmの市街地ステージで開幕する。

金曜日の競技は、カラムチタ・バレーに舞台を移し、Las Bajadas – Villa del Dique (16.65km)、3年ぶりの設定となるAmboy – Yacanto (33.58km)、Santa Rosa – San Agustin (23.85km)の3SSを2回ループ。ビラ・カルロスパスの日中サービスに戻る途中に、パルケ・テマティコのスーパーSSを2台並走でアタック。2ラップの合計距離は6.4kmとなる。

土曜日は新設ステージ、Tanti – Mataderos test (13.92km)でスタート。スムースな路面の高速ワインディングステージだという。この後、16.19kmと短縮版となったLos Gigantesを走行し、改修されたステージ、Cuchilla Nevada- Rio Pintos (41.49km)で締めくくられる。ここは今ラリーの最長ステージで、過去のイベントで使用した別のステージのセクションが含まれる。日中サービス前には、再びParque TematicoのスーパーSSを走行し、3SSを再走する。

日曜日はトランスラシエラに場所を移し、高地のEl Condor (16.43km)は新バージョンで設定される。2017年とは逆方向の走行となり、コピナの町から上っていく形となる。主催者によれば、この変更によりセーフティコントロールがさらに高まるほか、スポーティング面でも新たな試練が与えられ、観客にとっては違った見え方でステージを楽しめるという。このステージは2回走行し、名門ステージGiulio Cesare – Mina Clavero (22.41km)
の後に行われる2回目の走行は、パワーステージとなる。

今年のラリーアルゼンチンのルートは、計18SS、総ステージ走行距離は360.61kmとなる。

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