WRCセントラルヨーロッパ:オジエ「どう対処しても同じ結果にしかならない状況だった」土曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCセントラルヨーロッパ:オジエ「どう対処しても同じ結果にしかならない状況だった」土曜日コメント集

©TOYOTA

WRC第12戦セントラルヨーロッパ(ターマック)、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。競技開始からリードを守っていたトヨタのセバスチャン・オジエが、この日ふたつ目のステージでコースアウトを喫しデイリタイアとなった。オジエのマシンは左フロントタイヤの空気圧が減りだしていたことで、右高速コーナーでアンダーステアとなりアウトにはらみ、木にヒットして足回りを破損してしまう。この時の様子を対処しようのないものだったと振り返るオジエは、マシンを修復して日曜日ポイントの獲得を目指すという。

*カッコ内は順位の前日比

[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1

セバスチャン・オジエ/SS10でデイリタイア
「今日ふたつ目のステージは、雨と落ち葉で一番難しいステージになるだろうと推測していた。それでも良い感触を得てリズムよく走行できていた。ところが、ステージ終盤で左前のタイヤの空気圧が減り始めていた。右の高速コーナーへのアプローチでアンダーステアが出て溝に向かって行き木に当たってしまった。不愉快だが、どう対処しても同じ結果にしかならない状況だったので、単に運の問題だったと考えている。不幸中の幸いは、明日リスタートができそうなので10点獲得を目指して最大限の努力をする」

カッレ・ロバンペラ/総合首位(↑)

TOYOTA

「簡単には勝つことができないセブ(オジエ)相手に緊迫した良いバトルができていたが、彼らに起こったことは残念だ。セブとバンサン(ランデ)に怪我がなかったことはせめてもの救いだった。その後は、自分のやるべきことに集中して走った。路面には各車の走行によって掻き出された泥が多かった状況で、うまいことできたと思う。リスクを負うことなくドライブを楽しみつつ、良いペースとリズムを維持している。明日は今季の山場となるだろうから、タイトルを争う4人が可能な限りのポイントを目指すことになる。そこに自分は優勝も確実に手に入れないといけないので簡単なことではないが精一杯頑張りたい」

エルフィン・エバンス/総合3番手(=)

TOYOTA

「悪くない日だったが、午後のペースは十分ではなかったので不満は残る。プッシュしているものの速さにつながらず、想定しているレベルに届いていない。1日をとおして色々と試してはいるが、必ずしもそれらが良い方向に行ったわけではなかった。明日に向けて可能な限りのポイントを得るために今晩も検証が必要だ」

勝田貴元/総合4番手(↑)
*マニュファクチャラーズ選手権外

TOYOTA

「良い1日ではありましたが、午前ふたつ目のステージはとてもトリッキーなセクションがあり、それらの場所では十分な取り組みができなかったことで結構なタイムをロスしてしまったので、満足してはいません。一方で、クラトビ(SS11、SS13)は順調に走ることができて2回のベストを記録できました。他のステージでもそうでしたが、マシンのフィーリングは良く、プッシュするとその分タイムに反映される状態でした。まだ明日も先は長いのでプッシュして頑張ります」

サミ・パヤリ/総合6番手(↑)

TOYOTA

「今日も昨日同様にトリッキーな日で、良い結果のステージもあれば、そうでないステージもあった。そういう状態なのでまだまだ学ぶべきことはあるが、ミスやトラブルはなかったし上位陣に迫るペースで走れたところもあるので、全体的に満足している。明日はかなり長いパワーステージもあり先は長いが、どれも良いステージなので楽しみだ」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

オィット・タナック/総合2番手(↑)
*マニュファクチャラーズ選手権外

HYUNDAI

「安定した走りができたが、トリッキーなコンディションではあとわずか足りない。マシンのバランスが改善したことでステージで速さを見せられるようになった。しかしステージベストをマークするマシンのレベルとの差は依然としてある。明日のステージが自分たちに合うのかは分からないが、今の順位をキープできるように全力を尽くす」

アドリアン・フルモー/総合5番手(↑)

HYUNDAI

「ティエリー(ヌービル)が自分よりも良いセットアップを見つけたことで、何が不足していたかが分かり良い方向性が見えてきた。カナリア諸島で苦戦していたフラットな路面でのペースが格段に良くなった。しかしまだバンピーなセクションやヌルヌルしたセクションでは改善されていない。今日学んだことを活かして、明日は楽しく走れるように改善を続けていく」

ティエリー・ヌービル/総合7番手(↑)

HYUNDAI

「午後に大きな進歩があり、収穫が多い1日だった。明日はここまで得た情報をさらに活かして最大限の進化を引き出したい。オィット(タナック)は特にトリッキーなコンディションで、昨日よりも随分と安心して走れるようになったみたいだから前進している。明日も様々な変更を行ってラリージャパンに向けてテストを重ねる。そこでより多くのポイントを得られればシーズンの結果が少しでも良くなることを考えている」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1

ジョッシュ・マカリアン/総合8番手(↑)

RED BULL

「ドライ、ウエットの両路面でのプーマについて多くことを学ぶことができた、本当にチャレンジングな1日だった。グレッグ(ミュンステール)とのペース差で良い進歩もあったのでたくさんのことを吸収できた」

グレゴワール・ミュンステール/総合35番手(↑)

M-SPORT

「午前中はスピンが2回あったのは残念だが、その後は残りのステージで“フォード勢最速”で走行し、見苦しくない程度にまとめることができた日だった。日曜日に良い結果出し週末を締めくくりたい」



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