
©TOYOTA
WRC第12戦セントラルヨーロッパ(ターマック)、木曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。8戦ぶりとなるターマック戦となったセントラルヨーロッパは木曜日に12.83kmのステージで2回走行を行い、トヨタのセバスチャン・オジエが総合首位でスタート。総合5番手で初日を終えたトヨタのサミ・パヤリは滑りやすいコンディションでの走行に苦戦したと語った。
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1
サミ・パヤリ/総合4番手
「最初のステージから路面が滑りやすく、びっくりする場面もあり、ブラインドコーナに自信を持って飛び込むのは簡単ではなかった。SS2では暗さに加え、多くのグラベルが路面に書き出されトリッキーだったので走りには満足できなかったが、4番手で1日を終え、良いスタートが切れたと思う」
セバスチャン・オジエ/総合首位
「僅かではあるが、ラリーをリードしていることはどんな時も良い気分だ。マシンにも満足しているし、クリーンな走りもできた。2走目でやや慎重になりすぎたコーナーがいくつかあったが、その他は1走目と変わらず走れていた。ラリーはオープニングを終えたばかりで、明日からはさらに難しいステージやコンディションでの本格的な戦いが始まる」
カッレ・ロバンペラ/総合2番手
「良いスタートが切れ感触もいい。2回目の走行までに2時間の余裕があったので、予測されたように選手間のタイム差が接近した。1走目から想像以上に路面に落ち葉や埃が出ていたが、おそらく今週末を通じて同様になると思う。特に明日はそうだろうが、出走順が3番目なのでそれほどひどいことにはならないだろうと思う」
勝田貴元/総合5番手
*マニュファクチャラーズ選手権外
「ここでのラリーはいつも過酷ですが、マシンの状態はよく、良いスタートが切れました。とは言え、まだまだ先は長い。コーナーにはすでに多くのグラベルが掻き出されていたので、明日も路面は非常に汚れるだろうと想定しています。特にチェコのステージはインカットをしやすいので、その傾向が強いと思います。難しいですが、全力を尽くします」
[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1
アドリアン・フルモー/総合3番手
「3番手で明日を迎えられひと安心だが、まだまだ先は長い。明日には長いステージが控えているし、湿度が高い予報もあるので朝に霧が出て路面への影響もあるかもしれない。特にチェコのステージは狭くバンピーで、滑りやすいからタイヤチョイスをどうするかが重要になりそうだ」
オィット・タナック/総合6番手
「今日の順位には満足している。前回のドライブから間が空いてしまったので、セットを調整して感触を取り戻すまで、やや時間がかかってしまった。明日からはマシンへの安心感が大事になる。特にチェコのステージは難しいので自身を持ってドライブできることが重要だ」
ティエリー・ヌービル/総合7番手
「走りに満足しているし、一杯一杯だった。SS1の最後のセクションでタイヤがオーバーヒートしかけていたので、使い切ってしまわないように限界までプッシュできなかったことが残念だが、それ以外ではリズムも良く走れたと思っている」
[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1
グレゴワール・ミュンステール/総合9番手
「日が暮れて段々と暗くなるステージはトリッキーだった。明日のスタート順も良くはないが、頑張って戦っていく」
ジョッシュ・マカリアン/総合10番手
「ドイツでの2ステージを問題なく終えられた。まだまだ自信を持って走るには学ぶ余地が残っているが、明日、たくさんのステージでプッシュしながらそれらを学んでいく」