
©Kentaro Shirahata
全日本ラリー選手権第7戦久万高原ラリー(ターマック)は10月5日(日)、愛媛県上浮穴郡久万高原町のハイランドパークみかわに設置されたパルクフェルメから、ラリーカーが隣接するサービスパークにサービスイン。前夜の雨が路面に残るものの、空には雲の間から時折晴れ間も見られ、路面コンディションの判断が難しい状況となりそうだ。この日のレグ2は、前日の2本のステージを逆方向に走行する大川嶺リバース(13.57km)と大谷リバース(14.00km)を、昼サービスを挟んで2回ずつ走行する構成となっている。
レグ1は首位のヘイキ・コバライネン/北川紗衣(トヨタGRヤリス・ラリー2)に、新井大輝/立久井大輝(シュコダ・ファビアR5)が2.2秒差まで迫る緊迫した展開となっていたが、この日最初の2SSもこのふたりが、激しい攻防戦を繰り広げている。
まず、SS5で新井大輝がトップタイムをマーク。8.8秒差の3番手タイムだったコバライネンをかわして、総合トップに浮上した。この時点でコバライネンとの差は6.6秒。しかし、続くSS6でコバライネンがベストタイムで応戦。このステージがコバライネンに12.8秒差に留まった新井大輝をかわして、首位に返り咲いた。両者6.2秒差で、最後の2SSを迎えることになる。
以降、1分34秒9差で勝田範彦/保井隆宏(GRヤリス・ラリー2)、2分6秒7差で福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアRSラリー2)、2分27秒5差で奴田原文雄/東駿吾、3分32秒3差で新井敏弘/小坂典嵩(スバルWRX VBH)の順で続いている。