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WRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)に、トヨタGRヤリス・ラリー1で電撃参戦を果たしたオリバー・ソルベルグ。2022年以来となるラリー1マシンでの参戦でありながら金曜日からリードを譲らず、ステージウインも最多の9本をたたき出して悲願の総合優勝を飾った。
フィニッシュコントロールには、この鮮烈な優勝を待ち受けるメディアが殺到。インタビュアーから祝福の言葉を受けた後、感極まって目頭を押さえたソルベルグのもとには、2003年のWRCチャンピオンである父のペター、母のパニラもかけつけ、家族揃ってオリバーの初優勝を喜んだ。
その後、マイクを向けられたソルベルグは「いろいろなことがあって、何年も。挑んで挑んで、挑んで、夢を追い続けて。そして、自分とエリオット(エドモンドソン、コ・ドライバー)は、ついにたどり着いたんだ」とコメントした後、今の気持ちを尋ねられると「分からないよ。でも、次のフィンランドも精いっぱいやるよ」と語った。
そして最後に「とにかく、トヨタには感謝を伝えたい。テストチームが本当に支えてくれて、やりやすくしてくれた。この素晴らしい、本当に素晴らしいチームのおかげで、この週末を戦えた。人生のなかで、最高の時間だよ」と、思いがけずラリー1マシンでの参戦チャンスを与えたチームに感謝を伝えた。