2度目のWRCに挑むTGR WRCチャレンジプログラムの若手に聞く – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2度目のWRCに挑むTGR WRCチャレンジプログラムの若手に聞く

©TOYOTA

今週末に開催されるラリーフィンランドに参戦するTGR WRCチャレンジプログラムの若手ドライバーたち。大竹直生(写真左)、山本雄紀(写真中央)、小暮ひかる(写真右)の3人にレッキの完走と、本戦への意気込みを聞いた。トリッキーなコンディションをどう走り切るかがポイントとなりそうだ。

大竹直生
「最近ずっと雨が降っていて、予想していたものとはとても違う感じです。いつものフィンランドのように、きれいで固く、ハイスピードで走れるような路面とは異なり、轍ができるような感じです。道の外側が柔らかくなっているので、レッキの時にはそこが轍になったり、あまりラリーフィンランドっぽくないコンディションです。雨が止めば水はひくかなと思いますが、全体的にぬかるんでいて、走行を重ねると掘れて石も出てくると思っています。僕らのクルマでそういうところに行ってしまうと、すぐにクルマを壊してしまうことになるので、とにかく道を見て、避けるのか、踏み越えるのかを瞬時に判断しながら、うまく走ることができればと思います。コ・ドライバーのマルコ(サルミネン)もいつものフィンランドよりずっと難しいと言っています。石や轍でクルマを壊すことなく、しっかり攻めてコンスタントに良いタイムを出せればと思っています」

山本雄紀
「昨年レッキさせてもらったステージもありますし、普段テストしているような道もあるので、馴染みのある道でペースノートを作るのはスムーズにいったのですが、降雨のため路面が柔らかくなっているので、難しくなりそうだと思っています。ラリー1やラリー2が通るラインとは違う場所を通りながらリスクを避ける、頭を使うラリーになるかなという印象です。避けすぎてしまうとタイムが落ちるので、どこまで気をつけるかが鍵になりますが、“速いクルマが走る場所を僕らのクルマでは走ることができない”ということを常に頭に置いておく必要があり、目で見て判断しながら走るのは新しいチャレンジだと思います。今回が(スウェーデンに続き)2回目のWRCイベントで、自分の中では一番大事なラリーです。今年これまで良い感じでこれていますし、そのフィーリングを継続して初めから良いペースをつかみつつ、パンクやトラブルを避けて完走するのが目標です。良い結果を出して完走できれば最も良いのですが、完走するのも難しそうなコンディションなので、気をつけて走る必要があります。いままでで一番「クレバー」な走りが要求されますね」

小暮ひかる
「やはり難しい道だ……というのが正直な感想です。金曜日と土曜日でステージの特徴が違いますね。金曜日はハイスピードな感じで、ところどころジャンプなどもあって、肝になるのがランカマー(SS3/7)とミュヒンパー(SS4/8)だと思っています。ランカマーはレッキしている時から路面が柔らかくて、轍が深くなりそうな感じです。ライン上にも穴が開いているところもあり、それが高速だと影響してきそうなので、避けるのか、ラインを通るのか悩むところです。ミュヒンパーは伝統的なステージであることは知っていたのですが、予想以上にテクニカルで、ラインを考えながらジャンプを飛べば速く走れるのですが、ラインを外すとスピードを落としていかなくてはならないので、それがタイムに影響しそうです。今回のラリーでは、今までで一番のパフォーマンスを発揮できればいいなと思っています」
(Keiko Ito)



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