ヒョンデのティエリー・ヌービルとダニ・ソルドがアメリカズカップ体験 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒョンデのティエリー・ヌービルとダニ・ソルドがアメリカズカップ体験

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ヒョンデのティエリー・ヌービルとダニ・ソルドが、10月20〜23日に開催される次戦ラリースペインの会場近郊で、ヨットの国際レース、アメリカズカップで期待がかかるアルノー・サロファギスとヨットでの豪快な体験を味わった。

2022年のWRCも残すところ2戦。ソルドの母国ラリーを控えるふたりは、サロファギスとともにアリンギ・レッドブル・レーシングのトレーニング用のAC75でバルセロナの海岸を爽快に走破した。このヨットはボート・ゼロと呼ばれる75フィートの単胴船で、2024年のレース艇が完成するまでの間、スイス人クルー全員がこの練習船で貴重な経験を積む。

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4輪のマシンでは高速走行に慣れているヌービルとソルドだが、 この航海は独特のアドレナリン放出をもたらすものになったようだ。この航海前には、サロファギスも慣れ親しんだ位置を離れた経験をしていた。ヒョンデのイベント前テストを訪れ、カタルーニャの道でヌービルがドライブするヒョンデi20 Nラリー1の助手席に乗り、ハイブリッドパワーでの高速走行を体感したのだ。

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チームは近年、ラリースペインでは好成績を残しており、直近2回の2019年、2021年にはいずれも優勝を飾っている。バルセロナのベル港は、アリンギ・レッドブル・レーシングのチームとともにサロファギスが多くのトレーニングを行っている場所でもあり、 広大な海の風景は、現代のスポーツ技術の中でも魅力的なふたつの例を対比させるにもふさわしいものとなった。

海上でのスピード感を体験したヌービルは「この新しい経験はとても楽しかった。アルノーにヒョンデi20 Nラリー1に乗ってもらえて、自分もアリンギ・レッドブル・レーシングの活動を体験できたこともうれしかった」と語る。
「一生に一度の経験だと思う。インフラ、チーム、精度、技術、どれをとっても素晴らしいものだった。あれだけの速さとパフォーマンスが出るとは予想していなかったが、本当に素晴らしいし、特にボートが浮き上がり始めた時は最高だった。ふたつのチームには似ている点がたくさんある。エンジニアやメカニックがたくさんいるし、最新技術を駆使しているところ、みんなが限界に向けてプッシュしているところなど。すべて、競技の最前線で戦うために必要なことだ」

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母国戦を目前に控えるソルドは「すごく難しいコンディションだったが、 みんなで協力して船を動かしている感じが伝わってきた。とても本格的な体験をさせてもらった」と感動を語った。
「自分たちのラリーチームの運営方法と比較できるところもある。自分たちはマシンの中にふたりしかいないが、サービスに戻ればメカニックやエンジニアたちが一丸となって取り組む。このチームワークは、ヨットでも同じだ。天候は理想的ではなかったかもしれないが、最高の気分だったし、大量の水が入ってきて、それがさらに気分を盛り上げてくれて、別の次元にいるようだった。今回、経験させてもらって、アメリカズカップを絶対に見に行きたいと思うようになったよ」

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アリンギ・レッドブルレーシングは、アメリカズカップを2回制しているアリンギとレッドブルが結成して、2021年に誕生。バルセロナのベル港を拠点としており、2024年にカタルーニャで開催される第37回アメリカズカップのセレクションシリーズでは、ジュネーブ・ノーティック協会の旗を掲げて、公式挑戦者としてレースに臨む。

現在34歳のサロファギスは、アリンギ・レッドブル・レーシングの練習船ボートゼロの航海士。2016年にアリンギに加入し、D35トロフィー、エクストリームセーリングシリーズ、GC32世界選手権、GC32レーシングツアーでもチームの成功に貢献している。

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「ティエリーのマシンに同乗したことは素晴らしい経験だった。最初はゆっくりと走り始めたが、徐々に彼がプッシュ、プッシュ……本当に最高の瞬間だった。ある意味では豪快だが、彼の運転は本当にスムーズだから、ふたつの感覚を同時に味わっている感じだった」とコメント。
「これまでの人生で最高の経験だった。セーリングと競技車両は、まったく違う世界だが同じ点がある。テクニカルで、感覚も必要だ。メカニックやエンジニアとも素晴らしいコミュニケーションが取れているし、ヨットでもデザイナーやビルダーがいる。ふたつの世界が一致する部分だ」

ラリーカー・イラストレーションズ stage 03 トヨタ