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WRCポルトガル:ヒョンデは3台目のドライバーに昨年僅差のポディウム争いを制したダニ・ソルドをエントリー

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRC第5戦ラリーポルトガル(グラベル)に、ヒョンデはティエリー・ヌービル、エサペッカ・ラッピに加え、ダニ・ソルドをヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのドライバーに起用する。ソルドは昨年、ラリー1マシンで初めてのWRCポルトガルでポディウムに上がっている。この時は、トヨタの勝田貴元から2.2秒遅れの4番手で迎えた最終ステージで、パンクのリスクを承知でハードプッシュをかけ、3位フィニッシュを果たした。

前戦クロアチアラリーでは、前週にクレイグ・ブリーンが急逝するという悲しみを乗り越えて参戦を決断したヒョンデ。チーム代表のシリル・アビテブールは「チームとしては辛い日々が続いているし、それはしばらくは変わらないだろう。少し時間が経って気持ちが落ち着きつつあるが、クレイグを失った喪失感は今でも感じている。クロアチアでは彼を偲ぶために参戦することに重点を置いた。これからは、常に上位を争うことで、彼に敬意を払っていきたい」と語っている。

WRCポルトガルでは過去3回ポディウムに上がっているヌービルは、今回ももちろん上位フィニッシュを目指す。
「何年も参戦して内容が分かっているラリーの方が、準備はしやすい。ドライで非常に暑いコンディションだが、冷たい雨の時もあった。ひとつのステージを両方向で走って何度も使用することも多い。しかし、どれだけ熟知したラリーでも常に新しい要素というものはあり、そうしたことに対する準備は多い。何が待ち受けているのかしっかり把握しなくてはならないし、イベント前のテストを効率良く行うためには、その要素をできるだけ盛り込んで置いた方がいい」とヌービル。
「ポルトガルは、今季のグラベルラリーの中でも参戦しやすいラリーだと予想している。それに有名なファフェのジャンプや、すごくサンディな道、アマランテ周辺の地盤の固いステージ、そしてたくさんの情熱的なファンが待っている」

前戦クロアチアでは、ヒョンデでの初めてのポディウムフィニッシュをマークしたラッピ。WRCポルトガルではWRC2に参戦した2021年に優勝を飾っている。
「ポルトガルについて考える時に思い浮かべるのは、それほど難しくもなくマシンにとってチャレンジングというわけでもないが、ステージは2ループ目がものすごくラフになるということ。スムーズなラリーだという意識を持ってしまって、実際にはそうではない状況に追いつめられてしまう。2回目の走行の時には、ステージにルーズな石がたくさん出てきて轍が深い場所もある。間違いなく自分が楽しめるラリー。“中速域”といった感じで、例えばサルディニアほどは低速ではない。このラリーには舗装セクションもあって、そこはかなり速度が高い。もちろん日曜日のファフェは見どころ。独特のラリーだ。クロアチアでポディウムに上がれたことは感慨深かったが、クレイグのために達成できたのは特別なことだった。ポルトガルでも、この勢いを続けていきたい」とラッピは意欲を語っている。

昨年のポルトガルでポディウムに上がっているソルドは、今季3度目のWRC参戦。
「ラリーポルトガルは、いつも特別なラリー。道はとてもいいし、ポルトガルやスペインからスペクテイターが集まって独特の雰囲気を作ってくれる」と語るソルドはスペイン出身。
「昨年は、道がいつもよりも少しラフになったし気温にも苦しめられた。本当に暑いラリーだった。ステージは1回目と2回目でコンディションが大きく変わることで知られており、グリップは高くなるがラフにもなるのでマシンやタイヤにはリスキーで、昨年はリムにも影響が及んだほどだ。今回もポディウムでフィニッシュできたら素晴らしいね。メキシコではペースやポテンシャルがあると感じられたので、ポルトガルでもトップ3争いがしたい」

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