ヒョンデのティエリー・ヌービル「フィンランドではもっと上を狙える」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒョンデのティエリー・ヌービル「フィンランドではもっと上を狙える」

©WRC PROMOTER

ヒョンデのティエリー・ヌービルは、来週開催されるWRC第8戦ラリーフィンランド(8月4〜7日、グラベル)では、第7戦エストニアよりも上位の成績でフィニッシュすることができると自信を見せる。

WRCエストニアでヌービルは、ヒョンデi20 Nラリー1のセッティングに苦戦しながらも総合4位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権では2番手を死守したが、高速グラベルラリーでの自信が欠けていたことも認めている。

フィンランドも、エストニアと同じようにカレンダー屈指の高速グラベルラリーとなるが、ヌービルはエストニア以上の好リザルトを収められると考えている。9年前に2度目のフィンランド参戦に挑んだ時には、見事2位でのフィニッシュを果たしているヌービル。今年は、その再現が見られるのだろうか。

「エストニアでマシンにたくさんの作業を行った」とヌービル。
「いろいろなことを試した。サスペンションを変えたり、柔らかくしたり、固くしたりして、興味深いことも見つけた。フィンランドはまた別のラリーだが、自分が楽しめるラリーだし、エストニアよりもいい走りができると信じている。テストをするチャンスがあったし、セッティングがよくなったという手応えを感じているので、いい流れになっていると思うよ」

WRC PROMOTER

今季は大波乱のシーズンを耐える流れになっているヒョンデは、シーズン序盤の多くのラリーでテクニカルトラブルに直面した。ヌービルは序盤戦のトラブルを悔やみ、「最初から信頼性を重視すべきだった」という考えを明かした。

「マシンが速ければ、いいリザルトを収めることができる」とヌービル。
「でも、信頼性が十分でなければ、それが難しくなる」

エストニアでは3台すべてが大きなトラブルなくフィニッシュを果たすなど信頼性は100%だったが、パフォーマンスはいまひとつだった。

「シーズンの最初は信頼性を一番の目標にするべきだったが、残念ながらそうしなかった」とヌービルは続けた。
「自分たちにトラブルが起きなかったイベントはエストニアが初めてだったが、自分がポディウムや優勝を争うことができなかった初めてのイベントでもあった」

巻き返しを図るために重要な一戦となるWRCフィランド、ヒョンデはエストニアと同じヌービル、オィット・タナック、オリバー・ソルベルグの布陣で臨む。



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