WRCサルディニア:ソルド「ヒヤリとする場面がいくつもあった」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:ソルド「ヒヤリとする場面がいくつもあった」デイ3コメント集 

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCラリーイタリア・サルディニア、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。この日は、ラリー1ドライバーのうち4台がリタイアを喫する荒れた展開となったなか、3番手をキープしたヒョンデのダニ・ソルドは安堵の表情を見せた。また、Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンは、連絡の行き違いで赤旗が出ている状態でSS17を走行したため、速度を落とさなくてはならなかったハプニングに見舞われたが、最終的にノーショナルタイムを与えられて事なきを得ている。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1

■オィット・タナック/総合首位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「今日はすごくよかった。マシンのフィーリングはすばらしく、自分もコントロールすることができた。正直、このような走りができたのは、かなり久しぶり。特に正午あたりなどコンディションが暑かった時はちょっとチャレンジングだったが、それ以外は道もよく持ちこたえていた。楽しめたよ。今日最初のステージ、まだエサペッカが走っていたので、自分たちもプッシュした。うまく滑り出したかった。その後は、様子を見ながら抑えていたが、それでもタイムは出ていた。気分とリズムがかみ合っている時は、そういうものなのだろう。ドライバビリティに問題が出ていた時もあったが、気温に関連したもののようだ。気温が低くなったら収まった。以前にもこの順位につけていたので、どんなことも起こりえることは身にしみて分かっている。フィニッシュラインを越えるまでは終わりじゃない」

■ダニ・ソルド/総合3番手(↑)

「今日、無事に1日を走り終えることができてラッキーだった。今日はヒヤリとする場面がいくつもあった。いろいろあった1日だった。スリッパリーなステージではタイムをロスしたので、これは今後の課題。2ループ目は状況はよくなった。SS16のウォータースプラッシュで問題があった。速度が少し高すぎて、水がマシンの中に入ってきてしまった。一瞬、止まったかと思ったが、幸いエンジンは再始動してくれてステージを走り切ることができた。クレイグとの2位争いはよかったが、今日の彼は内容がよく自分よりも速いので、彼に追いつくのは厳しいだろう。明日は、あまり走行距離がないからね。自分たちは、トラブルなく戦いながら、後ろのルーベとの差もキープしていきたい。ラリーが終わるまで自分たちの幸運は続いてほしいね」

■ティエリー・ヌービル/SS12でデイリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「金曜日はテクニカルトラブルで残念な結果になり、今日の目標はビッグプッシュで楽しむことだった。アグレッシブなタイヤチョイスをして、最初のステージはハードに攻めた。タイヤの感じはよく、最初の2本のタイムは興味深かった。3本目で限界を少し超えてしまい、低速の右コーナーでつかまってしまった。ブレーキが遅れて土手に乗り上げ、転倒させてしまった。昨日の段階で自分たちのラリーは事実上終わっていたが、戦いを続けたかった。自分たちのためだけでなく、素晴らしい仕事をしてくれたチームやメカニックのためにもね。リスクがあることは分かっていた。特に、不可能を可能にしようとしていたんだからね。明日も再スタートして、パワーステージで最大限のポイントを獲得するために全力を尽くす」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■カッレ・ロバンペラ/総合5番手(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「午前のループは特にトリッキーで、路面のグリップが低くテクニカルなステージだったので、あまり大したことはできなかった。でも、とにかく自分たちのペースをキープして、午後は少し速く走れるようになった。マシンに少し変更を行い、グリップとフィーリングが少しよくなった。おかげで、午後は少し走りが楽しくなった。とにかくトラブルを避け切ることが計画だったが、ライバルの脱落で自分の順位が少し上がった。明日もパワーステージまでは同じようなアプローチでいき、何ができるか様子を見る」

■エサペッカ・ラッピ/SS10でデイリタイア

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日最初のステージは、昨日のリズムを変えずに序盤はかなりクリーンに走れた。リスクは一切負わなかった。でも、ナローなセクションにあった石を踏んだらラインがほんのわずかにズレてしまった。そのために、右側の壁に当たってしまい、それから反対側の木にヒットしてしまった。特に攻めていたわけではなかったので、受け入れがたい。でも、このステージはすごくトリッキーでナローで、確かにすごくラフな場所もあった。マシンのフィーリングは本当に心地よかったので、明日も同じようなフィーリングを感じることができるかどうか、試してみたい」

■エルフィン・エバンス/SS16でデイリタイア

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日は走行順が先頭だったので難しい1日になることは分かっていたし、走行順が早い中では簡単にはいいタイムは出せない。だから、グラベルでのこのマシンでの走りを学ぶ機会ととらえてテストとして活用していたが、すべて順調だったんだ。ところが最後から2本目のステージで、衝撃を受けた際にリヤの何かが壊れてしまった。でも、それで何かを大きく失ったわけではない。明日、一番の目標は、自分たちの走行順でパワーステージで何ができるかを考え、少しでもポイントを獲得することだ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■クレイグ・ブリーン/総合3番手(↑)

M-SPORT


「(コミュニケーショントラブルで赤旗が掲示されたため速度を落としてステージを通過)赤旗は赤旗だ。自分たちがどうしなければいけないのかは、明らかだった。悔しいが、どうにもならない」(SS17フィニッシュ後)

■ピエール・ルイ・ルーベ/総合4番手(↓)
*マニュファクチャラーズ選手権ポイント対象外
「(ステージ終盤で大きくスライド)自分のノートに“慎重に”と書いてあったので、すごく早めにブレーキを踏んだが、タイヤが終わっていたんだと思う! 満足しなくてはならないと思う。マシンの動きはすごくよかった。明日は短いが、重要な1日だ」(SS17フィニッシュ後)

■ガス・グリーンスミス/総合7番手(↑)

M-SPORT

「コンディションは最悪。特に、走行順が早いとね。ラインはかなりナローで、格段に大変だった。このステージを走り切れてハッピーだよ」(SS17フィニッシュ後)

■アドリアン・フルモー/SS17でリタイア
「カッレがプッシュしているのが分かる。どうなるかな。明日、彼よりも上にいられれば面白くなる。午前、パンクをしたのが残念だが、今日の内容には満足だ」(SS16終了時点、SS17でコースオフ)



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