WRCスウェーデン:ロバンペラ「マシンを乗りやすくしてくれたチームに感謝」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:ロバンペラ「マシンを乗りやすくしてくれたチームに感謝」デイ3コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCラリースウェーデン、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。ラリー1マシン初戦のモンテカルロでは序盤、セッティングが合わずに苦戦をしていたロバンペラ。初日走行順トップで迎えたスノーラリーでは持ち前のペースを存分に披露し、序盤から首位を争う快進撃の末に、GRヤリス・ラリー1に初のWRC勝利をもたらした。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■カッレ・ロバンペラ/総合首位(=)
パワーステージ順位:2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「スウェーデンで優勝することができて、とてもいい気分。週末を通して本当にいい戦いができた。金曜日の走行順が一番手だったことを考えれば、すごくいいリザルト。エルフィンとは素晴らしい戦いができていたので、今日の朝にリタイアしてしまったのは残念。しかし、それ以外は、チームにとってとてもいいリザルトになった。自分はこのマシンでの最初のラリーとなったモンテカルロでは苦戦したが、今回は週末を通してマシンへの自信が格段に高まった。常にマシンを良くするための作業は本当に大仕事。乗りやすくしてくれたチームに心から感謝したい」

■エサペッカ・ラッピ/総合3位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「チームに復帰してまた表彰台に上がれて、最高。今回の目標として掲げていたが、それを達成するのは厳しいことは分かっていた。でも、それを果たせたので、本当にハッピー。自分自身や、もちろんヤンネ(フェルム、コ・ドライバー)、そしてチームのみんなを心から誇りに思う。週末を通して、マシンにはトラブルは一切なかった。2位を奪取するためには、さらにリスクを負わなければならなかっただろう。申し分のないスタートだ。これ以上を望むのは、賢明ではない。ラリーの参戦は昨年の10月以来なので、それだけ時間が空いていることを考えれば最上のリザルトだ」

■エルフィン・エバンス/SS16フィニッシュ後にラリーリタイア
「このようなかたちでラリーを終えることになってしまい、とても残念。最初のステージは順調に進んでいたが、ロングの左コーナーでリヤのグリップを失い、立て直すことができずに高速でスピンしてしまった。その後、マシンを修復して走り続けたが、ハイブリッドシステムの問題でリタイアを余儀なくされた。チームは本当に速いマシンを作ってくれているのだが、それに見合うリザルトを出すことができずにいて、申し訳ない。よくない流れでブレイクに入るのは不本意だが、次のラリーに焦点を合わせて、ここではベストを尽くせるようにしたい」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1

■ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)
パワーステージ順位:3位

Hyundai Motorsport GmbH

「スウェーデンで、ハイブリッド時代に入って初のポディウムに上がることができて、最高の気分。ラリーモンテカルロでの結果を振り返ると少し予想外だが、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ハードにプッシュしてくれたドイツのファクトリーのみんなに感謝したい。シェイクダウンの段階から速さはそう悪くないことは確認できたが、金曜日を終えた時点で首位に立っていたのはサプライズだった。その後は、セッティングを合わせるのに苦戦していたが、ポディウムを視野に入れ続けるだけの速さはあったし、最終的に2位を獲得できた。クロアチアに向けて、自分たちやマシンの準備を整える時間が1カ月半ある。この時間は非常に重要になるし、やることも山積みだが、今回のこのリザルトを受けて、この先のラリーに向けて、よりポジティブな気持ちを持つことができる」

■オリバー・ソルベルグ/総合6位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「パワーステージはラリーの締めくくりとして完璧なかたちではなく、自分たちが願っていた内容でもなかった。いくつかミスをして少し慎重になった場所もあったので、クリーンな走りではなかった。それでも、この週末を思い切り楽しんだ。初めてワークスマシンで母国戦に参戦できたのは最高だった。マシンは週末を通じていい動きをしてくれたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれたので感謝したい。マシンに不運もあり思ったようなリザルトではなかったが、そんな時もある。速さはあるのだから、笑顔を絶やさずに取り組み続けなくてはならない。トップを目指すためにさらにパフォーマンスを改善させなくてはならないが、必ず成し遂げられると確信している」

■オィット・タナック/総合20位(↑)
パワーステージ順位:1位

Hyundai Motorsport GmbH

「今回のラリーからはポジティブなことはあまり得られない。全体として、フラストレーションがたまる残念な週末だった。コンペティティブなペースはあることを見せられたのはプラスの面。ガッカリなのは、たくさんポイントを獲得できなかったこと。パワーステージでポイントを獲れたのはラッキーだったが、本来狙える結果と比べればわずかだ。自分でどうにかできることはそれほどなかったので、あまりストレスを感じなくていいと思っている。チームは必死にがんばったし、ティエリーがポディウムに上がったことで少し報われた。前にも言ったがマシンにはポテンシャルはあるので、あとは自分たちが望む形になるための取り組みを続けるだけ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■ガス・グリーンスミス/総合5位(↑)

M-SPORT

「今回はいい形では滑り出せず、金曜日の内容には満足できなかった。自分のミスやマシンのトラブルではかなりタイムロスをしてしまい、争いに絡むのが難しくなってしまった。あの段階でリセットして、ステップバイステップで進み、ほかのドライバーのミスや不運で自分たちの順位が上がった。2戦連続で5位に入ったことで選手権では4番手、Mr.ローブをカウントしなければ事実上の3番手につけているので、かなりいい状況と言っていい」

■クレイグ・ブリーン/総合36位
パワーステージ順位:5位

M-SPORT

「モンテでいい結果を残した勢いでさらに選手権争いでポイントを重ねたいと思っていたので、スウェーデンはちょっと残念な週末になってしまった。金曜日にミスをしたことでいいリザルトの望みがなくなってしまったが、それでも週末を通して成長できた。土曜日に、このチームでの初めてのステージウインをマークできたのはよかった。この先のラリーに向けて改善できることは、間違いなくたくさんある。次のクロアチアに向け、気を引き締めて臨みたい」

■アドリアン・フルモー/SS16前のリエゾンでラリーリタイア

M-SPORT

「モンテでクラッシュしていたので、自信を取り戻すためにいい週末になった。スノーでの走りも楽しめた。WRCのトップクラスマシンでスノーラリーに出るのは初めてだったので、自分のペースや、経験を積んだことには満足できる。初日を終えた時点で7番手につけていたのでとてもうれしかったが、残念ながらエンジン系のトラブルでリタイアしなくてはならなかった」



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