WRCモンテカルロ:ローブ「まだ上位争いができるのだと分かってうれしい」デイ4コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:ローブ「まだ上位争いができるのだと分かってうれしい」デイ4コメント集

©M-SPORT

WRCラリーモンテカルロ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。新規定ラリー1マシンの初実戦を制したセバスチャン・ローブ。年明け早々にダカールラリー参戦がありラリー1マシンのテストも限定的という状況の中で、2021年王者のセバスチャン・オジエと激戦を披露した自分の力量に、誇らしく喜びを語った。
(カッコ内は順位の前日比)

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■セバスチャン・ローブ/総合優勝(↑)
パワーステージ順位:4位

M-SPORT


「本当にうれしい。モナコに来た時点ではまったく予測ができなかったから、とにかくいいリズムをつかんで上位と戦うことができたら、ということだけを願っていた。終わってみれば予想以上の内容で、オジエと優勝争いをすることができたし、最終的にラリーを勝てたのは本当に信じられない。最後に選手権にフル参戦してから10年経つし、それ以降はラリーにはあまり参戦していなかったので、まだ戦うことができたのは素晴らしい瞬間だったし、自分たちの成果を心から誇りに思う。イザベル(ガルミッシュ、コ・ドライバー)と一緒にいい週末を過ごすことができた。彼女は素晴らしい仕事をしてくれた。マシンのフィーリングは、最初のテストの時からよかったので自信にもなったが、自分のレベルがどの辺りかまったく分からなかった。でも、これでまだ上位争いができるということが分かったことが素晴らしいよ。チームのみんなに心から感謝している。素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンは週末を通して完璧だった。みんなに感謝を伝えたい」

■クレイグ・ブリーン/総合3位(=)

M-SPORT

「この週末の内容には、もちろんハッピー。ペースの面では、最高に強かったわけではなかったかもしれないが、ステージを重ねるごとに、マシンのフィーリングがよくなっていった。最終的に、今日は勢いをつかむことができたし、ペースもすごくよくなってポディウムフィニッシュというリザルトに結びつけられた。チームにとっても、ポディウムに2台が上がったのはすごくいいこと。これでスウェーデンも楽しみになってきた」

■アドリアン・フルモー/SS3でラリーリタイア

M-SPORT

「チームにとって本当に残念な結果になってしまった。クリスマスの間もがんばってくれたみんなに対して、こんな形で応えたくなかった。大きな結果を伴うミスをしてしまい、その代償を払うことになった。だから、それを改善するためにベストをつくし、同じミスをしないように努めるしかない。マシンはアメージングだった。マシンのフィーリングにはすごく満足していたし、みんなも本当にいい仕事をしてくれた。セブ、クレイグ、ガスは本当にいいリザルトを収めたし、2022年に向けてのここ2年間、努力を続けてきたチームにとっても、素晴らしいことだ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■セバスチャン・オジエ/総合2位(↓)
パワーステージ順位:4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「またこの特別なラリーに参戦して素晴らしい戦いができたことは、大きな喜びだった。この週末はウイナーとはなれなかったが、胸を張ることのできる内容だ。バンジャマン(ベイヤ、コ・ドライバー)やチームとともに、いい仕事ができた。週末を通して素晴らしいパフォーマンスを披露したし、マシンに一切トラブルが出なかったのは、素晴らしい成果だ。今日は少し流れが変わってしまったが、それでも自分には笑顔があるし、この戦いを心から楽しめた。正直、最後から2本目のステージは精いっぱいの結果だ。1回目の走行では避けていたカットを、2回目は避けることができなかった。すごくダーティで、ほかのラインをたどっていた。それでも、セバスチャンとイザベルの勝利は見事だった。最高のパフォーマンスを披露していたし、すごい激戦だった。ラリーにとっても、いい週末になった」

■カッレ・ロバンペラ/総合4位(=)
パワーステージ順位:1位

Toyota Gazoo Racing WRT

「このラリーの間の成長をとてもうれしく思う。最初は何が起きているのかよく分からなかったが、自分たち自身を信じて、ハードにプッシュしてマシンでもいいペースをつかんだ。精いっぱいを尽くしたし、最終的に格段にいいセッティングも見つかったので、自分自身もマシンのことを学び始められるようになった。自分をプッシュしてマシンに大きな変更を行ってくれたエンジニアたちに、心からの感謝を伝えたい。最終的にすごくポジティブな週末になったし、パワーステージでもいい走りができた。獲れるポイントはすべて獲っていくことが重要なので、この順位につけられてよかった。これでスウェーデンでは速い出走順になってしまったけどね。少しトリッキーな仕事になるが、それに備えるためにベストを尽くす」

■エルフィン・エバンス/総合21位(↑)

パワーステージ順位:2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「この週末からは励みになる部分もあったが、昨日のミスが大きな代償になってしまい本当に悔しい。マシンのフィーリングはよかったが、ラリーを終えて少ししかポイントを獲れなかったのが残念だ。パワーステージではかなりいい走りができたが、終盤に向かうにつれて、トリッキーなコンディションでハイブリッドシステムを活かし切れていなかったのかもしれない。全体として、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。テストはそれほど多くはできなかったが、イベントの間にマシンにより満足できるようになった。トラブルがなければ、すごくいいパフォーマンスができたと思うので、チームには心から感謝したい」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 Nラリー1

■ティエリー・ヌービル/総合6位(=)
パワーステージ順位:3位

Hyundai Motorsport GmbH

「ラリーを終えた時の気分は、残念で悔しい。タフな週末だった。パワーステージでは人生をかけてドライブしたし全力を尽くしたので、あのタイムは残念だ。このイベントに向けて、舞台裏では膨大な準備を行ってきた。自分やマルティン(ウィダグ、コ・ドライバー)、チームのみんなも。だから、それが一切報われなかったのは、受け入れがたい。自分たちはあきらめない。みんながモチベーションを維持することに努め、プッシュを続けていく。その意志があるということが、とても重要だ。これから取り組むべき分野はいろいろあるが、最も重要なのは信頼性。この先のイベントでは、より強くなっていかなければならない」

■オリバー・ソルベルグ/SS14後に体調不良でラリーリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「今日は期待を持ちながらスタートした。より走行経験を積むことがプランだった。マシンやチーム、自分たちのためにも、とにかく走って楽しもうとしていた。SS14では7番手だったが、このステージを走り切った後、リタイアすることでチームと合意した。ここ数日、マシンに発生していた(燃料の煙が車内に入ってくる)トラブルで気分が悪くなっていた。長くタフな週末だったが、自分たちの内容には満足している。トリッキーだったが、スプリットやステージタイムでも、いい結果を出せていた。どれもポジティブなことだ。チームにも心から感謝したい。1日が長かったし、みんながすごくがんばってくれた。チームとして一丸となってプッシュを続け、次回は改善されるよう取り組んでいくよ!」

[TOYOTA GAZOO RACING WRT NG]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■勝田貴元/総合8位(↑)

TOYOTA


「自分自身と昨日のミスのことは本当に残念です。これも、学んでいく過程のひとつ。この経験は将来に向けて役立つので、このイヤな気持ちから学んでいけるよう努めます」
(SS17終了後)

デイ4 プライオリティ1ドライバーのタイヤチョイス

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