【速報】WRCモンテカルロ:ローブがWRC最年長優勝、通算80勝目を獲得。オジエはパンクに泣き2位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCモンテカルロ:ローブがWRC最年長優勝、通算80勝目を獲得。オジエはパンクに泣き2位

©M-SPORT

2022年WRC第1戦モンテカルロはすべてのSSを終えて、Mスポーツ・フォードのセバスチャン・ローブが新シーズン最初のウイナーとなった。ローブはこれでWRC通算80勝目、モンテカルロで8回目の勝利となる。47歳331日でのWRC勝利は、これまでビヨルン・ワルデガルドが持っていた46歳155日の記録を大きく更新したこととなる。コ・ドライバーを務めたイザベル・ガルミッシュにとってはWRC初勝利だ。2位にはトヨタのセバスチャン・オジエ、3位にはMスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンが入った。勝田は8位完走を果たしている。

1月23日(日)に行われた競技最終日は、SS14〜SS17の4SS、SS距離67.26km。19.37kmと14.26のSSを2度ずつ走行する構成となっており、特にSS15/17はコース上に凍結したセクションが多く見られる状況となっている。ラリーもいよいよ大詰めとなり、各ドライバーのタイヤ選択にも注目が集まるが、多くはソフトコンパウンドを軸としたチョイスとなった。

TOYOTA


ソフトコンパウンド6本
セバスチャン・オジエ/セバスチャン・ローブ/クレイグ・ブリーン
ガス・グリーンスミス/カッレ・ロバンペラ

ソフト5本
勝田貴元/エルフィン・エバンス

ソフト4本+スーパーソフト2本
ティエリー・ヌービル/オリバー・ソルベルグ

SS14でベストタイムをマークしたのはローブ。パワーステージでのポイント獲得に向けてタイヤをセーブするドライバーも多いが、ローブはオジエのタイムを1.1秒上まわり、その差を20秒に縮めている。このSSでは、序盤から車内に排気ガスが入り込むトラブルに悩まされていたソルベルグとコ・ドライバーのエリオット・エドモンソンが体調不良を訴えてリタイアを喫している。なお、前日にクラッシュを喫したオィット・タナックは再出走していないため、ヒュンダイ勢はヌービル1台での戦いとなった。

続くSS15では、凍結路を含む難しいコンディションのなか、そのヌービルが一番時計。リヤデフに問題を抱えながらも、ヒュンダイi20 Nラリー1にとって初のベストタイムをもたらした。1.9秒差のSS2番手にはオジエ、3.6秒差のSS3番手に勝田が入った。ローブはリスクを避けた慎重なペースで走り、SS5番手。これで首位オジエと2番手ローブの差は24.6秒に拡大することとなった。なお、このステージではエバンスがパンク。SS内でのタイヤ交換を実施し、2分以上の遅れを喫することとなったが、パワーステージに向けてマシンのダメージを最小限に抑えるため致し方ないところと言えるだろう。

HYUNDAI


SS14の再走となるSS16では、大きくラリーが動いた。このステージの後半、首位のオジエは左フロントタイヤをパンクしてしまい、大きくタイムロス。SSベストタイムを刻んだローブから34.1秒遅れのSS8番手タイムとなった。これで総合首位は再びローブの手に。ローブとオジエの差は9.5秒。パワーステージを残して、まさかの首位交代劇となった。

最終SS17はSS15の再走ステージ。競技はWRC2勢の上位からスタートし、エバンス、勝田、ヌービルと進んでいく。WRC2ではシュコダのアンドレアス・ミケルセンが勝利。ラリー1勢では渾身のアタックを見せたエバンスが8分36秒7という暫定ベストタイムをマーク。総合4番手につけるロバンペラは、このタイムを0.9秒上まわり暫定ベストを更新し、4位以上を確定させた。続いてコースインしたブリーンはリスクを避けた走りに徹し、3位以上を確定している。

オジエはこのパワーステージで暫定ベストであるロバンペラのタイムを更新することに成功、これで2位以上のリザルトを確定したが、ジャンプスタートのペナルティ10秒を科されてパワーステージでのマキシマムポイントは幻に。そして上位陣最終走者のローブは、SS4番手タイムでフィニッシュ。総合2位のオジエに10.5秒差として、WRCラリーモンテカルロ通算8勝目を獲得した。パワーステージのトップ5は、ロバンペラ、エバンス、ヌービル、ローブ、オジエ。勝田は0.7秒およばずSS6番手となった。

これで総合順位はローブ、オジエ、ブリーン、ロバンペラ、グリーンスミス、ヌービルというトップ6に。7位にはWRC2ウイナーのアンドレアス・ミケルセンが入った。勝田はトップ10圏内に復帰し8位で完走を果たした。

ドライバーズランキングはウイナーのローブが27点、2番手のオジエが19点、以下ロバンペラ17点、ブリーン15点、ヌービル11点となっている。マニュファクチャラーズランキングはMスポーツ・フォードが42点、トヨタ39点、ヒュンダイ13点、TGRネクストジェネレーションが8点となっている。

次戦は2月24日〜27日にかけて開催される第2戦スウェーデン。22年は拠点をストックホルムの北600kmに位置するウメオへと移す予定となっている。ラリー1車両にとって初のスノーラリーはどのような結果になるか、いまから注目が集まる。

WRCモンテカルロ 暫定結果
1. S.ローブ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 3:00:32.8
2. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +10.5
3. C.ブリーン(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1:39.8
4. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2:16.2
5. G.グリーンスミス(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +6:33.4
6. T.ヌービル(ヒュンダイi20 Nラリー1) +7:42.6
7. A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 evo) +11:33.8
8. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +12:24.7
9. E.カイス(フォード・フィエスタ・ラリー2) +12:29.2
10. N.グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 evo) +13:41.3



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