オリバー・ソルベルグが再びコ・ドライバーを再び変更、WRCモンツァはエリオット・エドモンソンと – RALLYPLUS.NET ラリープラス

オリバー・ソルベルグが再びコ・ドライバーを再び変更、WRCモンツァはエリオット・エドモンソンと

©WRC PROMOTER

オリバー・ソルベルグが、ヒュンダイi20クーペWRCで参戦するWRC最終戦ラリーモンツァ(11月18〜21日)のコ・ドライバーに、エリオット・エドモンソンを起用することになった。

英国出身、27歳のエドモンソンは、今季ソルベルグのコ・ドライバーのパートナーを務める4人目のコ・ドライバーとなる。シーズン後半は目まぐるしく相棒が変わってきたが、ソルベルグはヒュンダイからラリー1マシンでのシェア参戦が決まっている2022年に向けて、エドモンソンとの長期的なコンビを視野に入れているようだ。

「クルーの変更が続いてきたのは、かなりクレイジーな状況だった。こんなにあれこれ変わるシーズンがあるものなんだろうかとも思ったが、これで少し状況が落ち着けたら」と語るソルベルグは、現在20歳。

「ご想像どおり、エリオットと自分は来週、イタリアでいい仕事ができるようにしたいと思っているが、将来に向けてもいい流れになると思う」

クルーはソルベルグの母国であるスウェーデンでペースノートの練習も行ったというが、ソルベルグはモンツァは新コンビで挑むには難しい場所だと自覚している。

「エリオットはすでに、将来に向けていいアイデアやプランを出してくれている。モンツァでのレッキは自分たちにとって次のステップ。その次がラリーだ。セーフティクルーからたくさん情報が来るのでトリッキーなイベントになることは分かっているが、エリオットと自分がスタートするにはいい場所だ」とソルベルグは付け加えた。

ソルベルグは今季はアーロン・ジョンストンとのコンビでスタートしたが、WRCアークティックではジョンストンに新型コロナウイルスの陽性反応が出たことから、急遽、セブ・マーシャルが代役を務めた。その後、ジョンストンはソルベルグのコ・ドライバーシートに戻ったが、9月のWRCアクロポリスの後にコンビを解消。その後のWRCフィンランドとWRCスペインでは、ソルベルグはクレイグ・ドリューと組んでいた。

一方、エドモンソンも、今季の始めはMスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスと組んでいたが、3月にコンビを解消。その後、アンドレアス・ミケルセンと組んで、WRCアクロポリスではWRC2優勝を飾ったほかERCタイトル獲得にも貢献している。

「ここ数カ月は、違うドライバーやマシンでいろいろな選手権に参戦して忙しかったが、いい経験になった」とエドモンソン。
「様々な環境で取り組むのは、コ・ドライバーとして成長することに役立つ。でも、オリバーと会って隣に座った時は、すぐにいい感触を得られた」

エドモンソンがソルベルグと組んだことで、WRCモンツァにトクスポーツのシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoで参戦するミケルセンは、フィル・ホールをコ・ドライバーに迎えて参戦することになった。一方、Mスポーツ・フォードのグリーンスミスも、コ・ドライバーのクリス・パターソンがWRCスペインで予定どおりに現役を引退したことから、WRCモンツァでのコ・ドライバー確定が待たれているが、エントリーリストが発行された11月10日の時点で、名前は確定していない。パターソンは、エドモンソンの後任としてグリーンスミスとコンビを組んでいた。



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