ERCハンガリー:ニコライ・グリアジンが好発進、SS1でもトップタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ERCハンガリー:ニコライ・グリアジンが好発進、SS1でもトップタイム

©FIAERC / Bastien Roux / DPPI

ERC第7戦ラリーハンガリー(ターマック)は10月22日、ハンガリー北東のニーレジハーザで開幕。この日はシェイクダウン、予選に続き、夜にはSS1が行われ、ニコライ・グリアジン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)がいずれもトップタイムをマークして好発進を見せている。

シェイクダウンと予選は、2019年のイベントで使用されたステージ、Napkor(4.35km)で行われた。ここでラリーハンガリー初参戦のグリアジンが、マッズ・オストベルグ(シトロエンC3ラリー2)を抑えてトップタイムをマーク。「ダーティな場所で少しミスをしてしまったが、それほどタイムはロスしなかった」と語るグリアジンは、この日の夕方に行われた予選のトップ15人によるスタート順(23日のレグ1セクション2)のセレクションで2番手を選択。オストベルグは3番手を選んだ。選択順3番目で、先頭走行を選んだミコ・マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)はその理由について「カットできない場所が多く、ラリーでもレッキと同じ状況になるのではないかと思うので、路面がクリーンであることを期待した」と語っている。

FIAERC / Bastien Roux / DPPI

FIAERC / Gregory Lenormand / DPPI

この日の夜、ニーレジハーザ南東部のマリアポクスにあるラブコシリング(ラリークロス場)に設定された2.40kmのスーパーSSでも、グリアジンがトップタイムをマークした。
「トラブルなく、いいスタートになった」と語るグリアジンは、ラトビアを拠点とするスポーツ・レーシング・テクノロジーからの参戦。今戦ではマシンに、今季の間サポートをしてくれた人々の顔をあしらった特別のカラーリングを施している。
「コンマ数秒をロスしたコーナーがひとつあったが、最初のステージだし大きなロスがなかったことが重要だ」

マルチェクとラリーチーム・スペインのエフレン・ラレーナ(ファビア・ラリー2 Evo)が同タイムで2番手、チームMRFタイヤからファビア・ラリー2 Evo)で参戦するシモーネ・カンペデリが4番手、選手権リーダーでこのハンガリー戦でタイトル獲得がかかるアンドレアス・ミケルセン(ファビア・ラリー2 Evo)は5番手タイムでの発進となった。

FIAERC / Gregory Lenormand / DPPI

オストベルグは、ステージ序盤でスローダウンしたと語り、10番手スタート。チームMRFタイヤが今戦から投入したヒュンダイi20 Nラリー2のドライバーに抜擢されたニル・ソランスは、SS1スタート前にテクニカルトラブルに見舞われ、このステージではノーショナルタイム10分が与えられている。

23日はレグ1のセクション2を走行。この日は3SSを2ループする100.78kmが設定されている。

ERCハンガリー 暫定結果(SS1終了時点)
1 N.グリアジン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) 1:39.3
2 M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.1
= E.ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.1
4 S.カンペデリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.3
5 A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.4
6 E.カイス(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +0.7
7 N.ヘルチグ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +0.8
8 A.バッティストッリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.0

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