ERCファフェ:選手権首位のミケルセンと昨年王者のルキヤナクが接戦、ソルドはクラッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCファフェ:選手権首位のミケルセンと昨年王者のルキヤナクが接戦、ソルドはクラッシュ

©FIAERC / Jorge Cunha / DPPI

ERC第6戦ラリーセラス・デ・ファフェ・フェレグイエラス(ポルトガル、グラベル)は10月2日、レグ1に設定された4SSを2ループする8SS・113.22kmの走行が行われ、選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が首位に立った。昨年のERC王者、アレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3ラリー2)が4.4秒の僅差で追う一方、チームMRFタイヤから参戦するダニ・ソルド(ヒュンダイi20 R5)は、この日の最終ステージでクラッシュを喫している。

霧、泥、風、雨が入り交じる難コンディションに見舞われた競技初日を終えて首位に立ったミケルセン。しかし、タイトル確定のためにできるだけポイントを獲得しておきたいこの一戦、最終日は強豪ルキヤナクとのバトルに挑むことになる。

FIAERC / Gregory Lenormand / DPPI

「本当にタフな1日で、グリップレベルが常に変化していくので判断がとても大変だった」と語るミケルセンも、SS4で右リヤタイヤにダメージを負ってタイムロスを喫している。
「最後のステージはすごくラフで轍が深く、マシンに砂が詰まるのではないかと恐れていた。もっと速く走ることもできたが、またパンクしたくなかったので安全を優先して走った」

今季のERC、ポルトガル連戦の2戦目となるこのファフェでは、有力ドライバーにもトリッキーなコンディションに苦戦を強いられる者が続出した。そのひとり、ソルドは序盤首位に立ち28.9秒のリードを築いて日中サービスを迎えたが、午後最初のSS5でタイヤにダメージを負い後退。すると、SS8ではさらに状況が悪化する。ステージ序盤でステアリングのトラブルで止まったソルドは、このステージの終盤でクラッシュを喫してしまったのだ。
「すでにトラブルを抱えていてステアリングが破損してしまったが、そのために道から外れてしまった」とソルド。

FIAERC / Jorge Cunha / DPPI

この日、ポディウム圏内に食い込んできたのは、ポルトガルの国内選手権で首位に立っているアルミンド・アラウジョ(ファビア・ラリー2 Evo)だった。昨年、ターマック路面で開催されたこのイベントを制しているアラウジョは、SS3では「大スピン」も喫した後、SS8を走り終わった時点で水温が140度にまで達していたが、国内選手権でタイトルを争うブルーノ・マガラエスを13.5秒差をつけて先行している。そのマガラエスは、今回初めてチーム・ヒュンダイ・ポルトガルが走らせるヒュンダイi20 Nラリー2での参戦に臨んでおり、イベント前に行ったテストはわずか1日。現在もセッティングを煮詰めながらの参戦となっている。

FIAERC / Jorge Cunha / DPPI


FIAERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC2では、部門4連勝を目指すスズキ・モーター・イベリカのスズキ・スイフトR4lly Sを駆るハビエ・パルドがトップに立った。SS4では2回コースオフと「くだらないミス」を喫したパルド。
「低速の左コーナーでミスをしてディッチにはまり、エンジンがストールした後、再始動ができなかった。その後は、別の左コーナーをうまくクリアできず、リバースに入れなくてはならなくなった。それでもマシンは順調だったのでハッピーだよ」とこの日を振り返っている。

FIAERC

ERC3では終盤に大波乱。この日最後のステージに30秒以上のリードを築いて臨んだトクスポーツWRTのジャン・バティスト・フランチェスキ(ルノー・クリオ・ラリー4)だったが、電気系のトラブルに見舞われこのステージだけで2分以上のタイムロスを喫してしまった。この結果、地元チームのレーシング・ファクトリーが走らせるプジョー208ラリー4のベップ・バサスがこの日を部門トップで折り返している。選手権リーダーのフランチェスキにとっては厳しい逆風に。
「あのコーナーのペースノートはバッチリで、タイミングもコーナーの角度もよかった」と状況を語った。
「ノートを信じて、その先が見えなくても全開で攻めていた」。
そのコメントにバサスも呼応し「あのステージは石が多くてすごく難しかった。選手権ポイントを獲得するためには、この日を走り切ることがとても重要だった。フランチェスキはすごく速いので、プッシュを続けなくてはならなかった」とコメントしている。

FIAERC


FIAERC

競技最終日となる3日のレグ2も4SSを2ループする8SSの構成で、この日の総ステージ走行距離は83.66kmとなる。

ERCファフェ 暫定結果(レグ1終了時点)
1 A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 1:23:20.8
2 A.ルキヤナク(シトロエンC3ラリー2) +4.4
3 A.アラウジョ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:49.2
4 B.マガリエス(ヒュンダイi20 Nラリー2) +2:02.7
5 N.ヘルチグ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:40.7
6 E.カイス(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +2:45.7
7 N.ソランス(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:05.9
8 Y.ボナート(シトロエンC3ラリー2) +3:19.1



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