ERCファフェ:レグ1トップはルキヤナク。オリバーは大きく後退 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCファフェ:レグ1トップはルキヤナク。オリバーは大きく後退

©ERC

ERC第3戦ラリーファフェ・モンテロンゴは10月3日、レグ1に設定された3SSを3ループする9SS、95.79kmの走行が行われ、変わりやすい天候の中で安定したパフォーマンスを披露した選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)が、この日を終えて首位に立った。

この日のコンディションはドライ、湿り気が残る状態、ウエットの間で変化していく中、ドライバーのスキルとタイヤのグリップで差がついた形となったが、各クルーとファフェのサービスパークに陣取るチームは、コンパウンドの選択にも悩まされた。

ドライバーの多くはレグ1を通じて、限定的な小雨が降る程度のドライコンディションを予想してタイヤを選択したが、ステージに残る水に苦戦を強いられた。

ピレリタイヤを履くルキヤナクは、この日の9SS中、6本でステージウインを獲得。ドラマチックな展開となった最終ループを経て、38.3秒差を築いてこの日を終えた。なお、SS2でのジャンプスタートにより与えられていた10秒のペナルティは、その後、取り下げとなっている。
「ギャップを築いたので、それをコントロールすることに徹した」とロシアのルキヤナク。
「自分たちにはドラマも危ない場面も一切なかったので、このような結果になった。終わってみれば悪い1日ではなかったが、それでもループの中で苦戦する部分もあった。(この天気は)クレイジーな経験だが、感触としてはポジティブだ」

ルキヤナクが順調にこの日を終えたのとは対照的に、後方では選手権ライバルたちが波乱に巻き込まれた。クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20 R5)はポディウム争いに絡んでいたが、SS8の終盤で路面のオイルに足下をすくわれた。ブリーンはこのステージを走り切ったが左リヤタイヤを失い、デイリタイアに追い込まれている。今季からERC参戦を開始したばかりのチームMRFタイヤから参戦しているブリーンは、SS4ではチーム初のベストタイムをマークするなど速さを見せていた。

シェイクダウンでのクラッシュでマシンに大きなダメージを負った後、13時間にわたるチームの修復作業の末にこの日をスタートしていたオリバー・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)はチームの奮闘に応える活躍を見せていたが、SS8にトラブルが発生。これで6分以上をロスした後、SS9ではさらに8分をロスして、首位から48分近くと大きく遅れての総合33番手となっている。
「エキゾーストが塞がれたか何かが起きたのだと思う」とSS9フィニッシュ後にソルベルグはコメント。
「オイルがなくなってしまった。残念ながら、今回は自分たちにはまったく流れが来ないようだね」

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ライバルたちとは異なり、総合2番手で迎えた2ループ目ではウエットタイヤを選択していたソルベルグだったが、このループは4番手に順位を下げている。
「自分が期待しているとおりのチョイスをするのは難しい」と語るソルベルグは、このループを終えた後のサービスでメカニカルトラブルからターボが不調になっていたことが分かっている。
「リスクを承知でウエットを選んだが、1ループ目ではそれがバッチリだった。挑んでみたが100%は報われず、ドライのセクションでは1㎞あたり1秒をロスした。でも、ここから自分は学ぶことができたし、今回もそれが目的だ」

この日を2番手で終えたのは、SS7でベストタイムをたたき出して周囲を驚かせたイバン・アレス(i20 R5)。ERCでは過去、カナリアスで好走を披露しており、難しいコンディションの中で大健闘を見せている。ソルベルグとERC1ジュニアタイトルを争うグレゴワール・ミュンスターも、SS9で自身初のERCでの初ステージウインをマークし、総合3番手につけている。

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一方、シェイクダウンでトップタイムを刻んだエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)は、SS3でクラッシュ。マシンの修復が間に合わないためラリーリタイアを決めた。

ERC2では、チボール・エルディ、ERC3/ERC3ジュニアではペップ・バサス(プジョー208 ラリー4)、アバルトラリーカップではアンドレア・マベリーニ(フィアット・アバルト124 RGT)がトップに立っている。

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競技最終日となるレグ2も3SSを3ループする9SS、87.15kmのステージが設定されている。

ERCファフェ・モンテロンゴ 暫定結果(レグ1終了時点)
1 A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) 53:37.4
2 I.アレス(ヒュンダイi20 R5) +38.3
3 G.ミュンスター(ヒュンダイi20 R5) +1:13.3
4 E.ラレーナ(シトロエンC3 R5) +1:15.9
5 N.ヘルチグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1:28.4
6 M.マレチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:34.7
7 D.ディンケル(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:48.7
8 E.カイス(フォード・フィエスタR5 MkII) +1:53.1
*総合3位のヨアン・ボナート(C3 R5)はERC選手権対象外

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