WRCベルギー:ヌービル「最高の週末、最高のリザルトだ!」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCベルギー:ヌービル「最高の週末、最高のリザルトだ!」デイ3コメント集

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

イープル・ラリーベルギー、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。ベルギー悲願のWRC初開催を大いに盛り上げた、地元ベルギー出身のヌービル。滑り出しから強さを披露し、同国が誇る名門サーキットで迎えた最終ステージで今季初、マルティン・ウィダグとのコンビでも初めての勝利を飾り、この上ない喜びを率直に明かした。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合首位(=)
パワーステージ3位

Hyundai Motorsport GmbH

「このイベントでは大きなプレッシャーを感じていたが、正直、自信も余裕も感じられていたし、週末を通してリラックスしてペースをコントロールできた。チームやマシンの動きは完璧だったので、絶対の信頼を寄せることができた。マルティンとのコンビでの初めての優勝を飾ることができてうれしい。少し時間がかかってしまったが、今はうれしさもひとしおだ。今回は結果を出さなくてはならないと覚悟していた。母国ラリーだからというだけでなく、選手権争いのうえでも高ポイントを獲得する必要があった。最終ステージを世界屈指の名門コースで行えるのは本当に特別な経験だったし、自分の生まれた街から15kmしか離れておらず家族や友人が自分を応援してくれて、お祝いのドーナツターンを披露することもできた。最高の週末、最高のリザルトだ!」

■クレイグ・ブリーン/総合2位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「イープルで2位を獲得し、ヒュンダイの1‐2フィニッシュに貢献できたことの意味は大きい。参戦の合間がかなり空いてしまうこともあるのでリズムをつかむのに苦戦してもおかしくないが、2戦連続でいずれもポディウムに上がることができたのは最高の内容。もちろん、この先に向けて大きな自信になる。このような形で力量を発揮できるだけの要素が揃っていた。このようなマシンをドライブできるのはうれしいし、光栄なことだ。チームやグラベルクルー、サービスのみんな、コ・ドライバーのポール、全員に感謝している。この週末は素晴らしいパッケージに整っていたし、本当に楽しかった」

■オィット・タナック/総合6位(=)
パワーステージ1位
「素晴らしくチャレンジングなイベントだったし、このラリーがWRCカレンダーに加わって本当に良かったと思う。この週末はティエリーとマルティンに挑めた者はいなかった。見事だった。でも、自分たちもこれでここの道を経験したので、次回の参戦に備えることができる。独特なターマックで、ほかとはまったく違う。クロアチアやカタルーニャとも比較にならないので、初めて参戦した時に学ぶことが重要だった。望んでいたようなリザルトは収められなかったが、チームとしてはいい内容となったので、ポジティブに捉えられる」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■カッレ・ロバンペラ/総合3位(↑)
パワーステージ4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「ベルギーでの最終日はとてもいい内容になった。これまで経験してきた日曜日の中で最もタイトな戦いのひとつだったし、チームメイトと競い合うのは楽しいものだ。スパ周辺のステージは、自分にとっては少し楽だったのかもしれない。ほかのラリーで走ったことのあるステージに近かったのでペースを上げやすかったが、それでもかなりトリッキーだった。リザルトにはすごく満足。自分より上位のふたりはこのラリーの経験が多いし、金曜日のタイムを見ても誰も彼らにかなわなかったことは明らか。自分たちは経験が少ないことを考えれば、ほかのドライバーを抑えて表彰台に立つことができたのは、とてもよかったと思う」

■エルフィン・エバンス/総合2位(↓)
パワーステージ5位
「残念ながら、今回のラリーで最も悪い1日になってしまった。滑り出しからうまく噛み合っていなかった。プッシュしていたところもあったが、何度かミスをしたことでタイムをロスしたし、とにかく今日は自分たちに流れがなかった。今日のカッレは非常に強い走りを見せて、素晴らしいリザルトを残した。全体的として少し悔しい週末になったし、もう少しいい戦いができるポテンシャルはあった。特定の場所やコンディションではすごくいいパフォーマンスを出せたと思うが、すべてのステージでそれができなかった。もちろん、次のラリーに視点を移さなくてはならないし、もっといい内容にできるよう頑張りたい」

■セバスチャン・オジエ/総合5位(=)
パワーステージ2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「チームメイトといいポディウム争いをするエキサイティングな最終日を期待していたが、今日最初のステージをスタートして3、4kmあたりでパンクに見舞われてしまった。なぜ今なんだ、ともちろん思った。ライン上にあった小さな岩に気がつかずに当たってしまい、ここで自分たちの戦いは終わってしまった。その後はパワーステージに専念した。ステージウインは獲れなかったが、それでもセカンドベストでボーナスポイント4を獲得できた。これで選手権リードを1ポイント拡げることができたので、悪くない」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合47位(↑)
「もちろん、いい週末になったとは言えない。金曜日は自分がミスをして、今回の目標を失ってしまった。その後にリズムをつかむのは大変だったし思うような流れにできなかったが、競争相手がいなくなってしまうとそんな状況になりやすい。このラリーでは本当に多くのことを学んだし、マシンは無事に持ち帰った。必死に頑張ってくれたチームには感謝している。いつも、できる限りのベストを尽くしてくれている」



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