WRCドライバーズ選手権では選手権リーダーとして今週のWRC第8戦イープル・ラリーベルギーを迎えるトヨタのセバスチャン・オジエ。来季のWRCはフル参戦の意志はなくスポット参戦になることを表明しており、その去就はほかのWRCドライバーのシートにも大きな影響を与えることから注目を集めている。そのオジエは8月12日、WRCベルギーのイベント前記者会見で2022年の活動について問われ、WEC活動がどうなるか、その内容によるところが大きいと答え、11月にWECマシンをテストすることを明かした。
この記者会見では、まずMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーに2022年の去就について質問がおよんだ。今季はテーム・スニネンと交互にWRカーで参戦しているフルモーは、2022年はハイブリッドの新規定、ラリー1マシンで全戦参戦することを希望しているが次のラリーに何のマシンに乗るのかも分からないと答えた。このほか記者会見に出席していたドライバーは、オジエのほかは、すでにヒュンダイとの契約更新が決まっている地元のティエリー・ヌービルだけだったため、同じ質問はオジエにも向けられた。
Q:セバスチャン、来年自分がWRCに何戦参戦することになるのか把握しているのか
SO:WECでの件がどうなるか次第だということは言及してきたと思う。その件は自分は知らないし、決定までにはまだ時間がかかると思う。悪いけどこの質問にはしばらく答えることはできないよ。
Q:決定したら質問するのを止めるよ!
SO:11月にWECのマシンでテストをする。その後には、もう少し話せると思うよ。