WRCエストニア:ロバンペラ「ヤリ‐マティは、記録を更新するなら僕がいいと言ってくれた」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:ロバンペラ「ヤリ‐マティは、記録を更新するなら僕がいいと言ってくれた」デイ3コメント集

©TOYOTA

7月18日(日)に行われたWRC第7戦エストニア競技最終日の各ドライバーからのコメント(抜粋)。ラリー最終日には順位の大きな変動はなかったが、カッレ・ロバンペラの初優勝が大きな注目を集めることとなった。チームメイトのセバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスもロバンペラの初勝利を祝福するコメントを寄せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■カッレ・ロバンペラ/総合首位(=)

優勝できて本当にうれしい。これを目標にしてきたし、チームには心から感謝している。自分にとって今年は難しいシーズンとなっているが、チームがしっかりサポートしてくれているし、チームやマシンのなかの雰囲気はすごくいいんだ。最年少優勝の記録を塗り替えたこともうれしい。ヤリ‐マティは、記録更新するなら僕がいいと言ってくれたから、今回の結果はすごく特別な意味があるよ。今日は驚くほどフィーリングが良くて、あまりプレッシャーも感じなかったし、いつもどおりにドライブできて、しかもペースもよかった。優勝できたことでこれまでのプレッシャーから解放されたし、間違いなくこのリザルトは僕らを支えてくれるだろう。

■セバスチャン・オジエ/総合4位(=)

TOYOTA


今日はパワーステージにほぼ完全に集中していたが、結果的にはそのステージのコンディションは最悪だった。大きな轍があって、全力で走行するようなステージではなく、最後まで走り切ってフィニッシュすることだけ考えていた。少しでもポイントを稼ごうとしていたが、なんとか獲得することができた。チャンピオンシップ争いに向けてはポジティブな週末だった。最初に走り出した時に、厳しい戦いになることは分かっていた。金曜日は力強い走りができたが、結果につなげることができなかった。とはいえ最も重要なことはポイントを獲得できたこと。カッレとヨンネが初優勝したことは僕もうれしいし、彼らとチームを祝福したい。

■エルフィン・エバンス/総合5位(=)

TOYOTA


全体的に難しい週末だった。今日はパワーステージに専念してできるかぎりのことをしようと努めたが、残念ながら思ったようなパフォーマンスが発揮できなかった。今週末は期待していたものとは程遠かった。スタートからうまくいかなかったし、最後までリズムを掴むこともできなかった。次のイベントまでに解決しなくてはならないことは言うまでもない。でもカッレとヨンネが優勝したのはすごくうれしいし、彼らはそれにふさわしいと思う。

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■クレイグ・ブリーン/総合2位(=)

HYUNDAI


今週末の展開はすごくうれしかったし、パフォーマンスにも満足している。ステージを通して高いスピードを維持することができた。たしかにカッレには及ばなかったものの、2位を堅持して最後まで走り切ることができた。スタートからフィニッシュまですごく楽しかったよ。あともう少し時間があれば、まだ伸びしろがあると分かっている1〜2%を引き出すことができると思う。

■ティエリー・ヌービル/総合3位(=)

HYUNDAI


24ものチャレンジングなステージがあり、実に長い週末だったし、我々にとってはタフなイベントだった。今回の最大の目標は直近のライバル勢であるセバスチャンとエルフィンを後方に抑えることだったが、それを達成できた。ポイント差を縮めるには十分ではなかったものの、少し近づくことはできた。チームとしては2台が表彰台フィニッシュを果たしたのはポジティブなことだし、次はホームラリーのイープルラリー・ベルギーなので楽しみにしている。

■オィット・タナック/総合31位(↑)

HYUNDAI


何も争っていない時は、普段と同じように集中力を保つのは難しい。だから最後までラリーを走り切ることに専念した。金曜日に早期にリタイアしてしまったので、マシンにかける時間が1日分減ってしまったが、残りの2日間で徐々に改善することができた。何かしら学ぶべきものがあればと考えていたが、今日の早い段階で何度かステージ優勝した事実を考えれば、何かを見つけたと言えるだろう。全体的に望んでいたような週末ではなかったが、ファンから素晴らしい声援を受けたし、新しいステージは楽しく、時に厳しい面も持ち合わせていた。これからも戦い続ける。

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC
■テーム・スニネン/総合6位(=)

M-SPORT


最終日の第1ステージはグリップレベルが大きく変化するかなりトリッキーなものだった。グリップが非常に高い時はターマックを走行しているような感覚になったが、非常に滑りやすい時もあったので、フィニッシュできてうれしかったよ。SS22では、轍からインサイドへジャンプした瞬間があったが、深刻な事態にはならなかった。最終ステージでは轍に手こずり、右コーナーでどういうわけか轍のインサイドに入り込んでしまい、バックギヤに入れて戻らなければならなくなった。ともあれ、難しい週末を無事フィニッシュすることができたよ。

■ガス・グリーンスミス/総合32位(↑)

HYUNDAI


テストの後は、今週末は何か素晴らしいことが達成できるとかなり楽観視していたし、金曜日の第1ステージでその可能性を証明できたと思う。エンジン関連の問題が発生したのは残念だったが、それ以降は学習する絶好のチャンスになった。SS20での自分のタイムに満足できず、いくつか変更を加えたので、2回目のループにはより納得できる走りができた。ケニアから自宅に戻ることなく、愛する人にも会えなかったMスポーツのすべての人たちに心から賛辞を伝えたい。彼らの努力には心から感謝している。



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