ローマに挑んだ新井大輝「二度とドライブできないかもしれないと思った」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ローマに挑んだ新井大輝「二度とドライブできないかもしれないと思った」

©FIAERC.com

ERC第3戦ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック)で、4月に開催されたWRCクロアチアで負傷して以来のラリー参戦を果たした新井大輝。クロアチアでのクラッシュの際は、二度とドライブできないかもしれないという危惧すら感じていたと語った。

クロアチアでのクラッシュで負傷した新井は約ひと月ほど入院し、3カ月かけて通院と療養に専念してきたが、7月23〜25日に開催されたERCローマで晴れてコクピットに復帰した。マンフレッド・ストール率いるSTARDが走らせるフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIにヨコハマのタイヤを履いて参戦した新井は、ERC選手権外でエントリー。RC2クラス30番手前後のタイムで走行していたが、最終日の午前最後のステージでエンジントラブルによりリタイアを余儀なくされた。

「土曜日最初のステージは、ほとんどのコーナーがヘアピンだったので序盤はかなりトリッキーでした」と語る新井。コ・ドライバーは、オーストリアのユルゲン・ヘイグルが務めた。
「病院に通う生活のあと、すぐにこんな酷暑のラリーを迎えたので、体力的にもハードでした」

回復に至るまで、体力を取り戻すのは厳しい道のりだったと新井。
「最初の1カ月は自分自身で立つこともできなかったので、ラリーカーに戻ることができて本当にうれしかったです。シェイクダウン、SS0のスーパーSS(ローマを走行)、序盤のステージは背中の状態もあったので少し慎重なアプローチをしました。でも、フィーリングを取り戻すことができましたし、2年前の参戦で知っているステージもあったので楽しむこともできました。しばらくの間ストレッチができなかったので、まだ少し体が硬いんです。幸い、足の感覚には影響はありません。ここがとても重要なところですね」

次の参戦予定はまだ不確定という新井だが、8月下旬にチェコで開催されるERCズリンは、オーストリアを拠点とするチームとも近いため、参戦が検討されているものと見られる。

「横浜ゴムとのタイヤ開発の計画は2年前から続いていますが、残念ながら新型コロナウイルスの状況で、昨年はR5でヨーロッパイベントに参戦することができませんでした」と新井。
「でも、まだプロジェクトは続いていますし、試してみたい新しいこともあります。今回のラリーの後には、横浜ゴムとあらためて計画を立てる予定になっています」

FIAERC.com

このERCローマでは既報どおり、最終日の2本目で首位に立っていたアンドレア・クルニョーラ(ヒュンダイi20 R5)が左フロントタイヤのパンクに見舞われ、ジャンドメニコ・バッソ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が逆転優勝。選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3ラリー2)は3番手走行中にクラッシュしてリタイアを喫しており、8位でフィニッシュしたアンドレアス・ミケルセン(ファビア・ラリー2 Evo)が選手権争いでは、3戦を終えてルキヤナクとのポイント差を1ポイントにまで詰めている。
(Graham Lister)

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