WRCエストニア事前情報:4日間24SSの超高速グラベルラリー – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア事前情報:4日間24SSの超高速グラベルラリー

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCは7月15~18日のラリーエストニアで第7戦を迎える。シリーズ屈指のハイスピードグラベルラリーが、クルーを待ち受ける。

2010年に初めて開催されたラリーエストニアは、バルト海地域最大のモータースポーツイベントに成長し、昨年は新型コロナウイルスのパンデミックによる中断からシーズンを再開するためにWRCカレンダーに組み込まれた。ジャンプやクレストが多い高速セクションと、テクニカルセクションが組み合わされていることが特徴で、柔らかくサンディな路面のため、2回目の走行時には轍が刻まれ、さらなるチャレンジを生み出すことも多い。

ここまで6戦中4勝しているセバスチャン・オジエは、8度目の世界タイトル制覇に向けランキングトップでシーズンを折り返した。2番手につけるエルフィン・エバンスに対し34ポイント、3番手ヒュンダイのティエリー・ヌービルには56ポイント、4番手のオィット・タナックには64ポイントのマージンを築いている。

今季は浮き沈みが激しい戦いが続いているタナックにとっては、地元イベントの今大会で第2戦アークティック以来の勝利を飾り、シーズン流れを取り戻したいところだ。フィンランドのカッレ・ロバンペラはエストニアの高速セクションには慣れ親しんでおり、同じく勝田貴元も前戦サファリでの2位表彰台に続き、素晴らしい結果を残すことが期待されている。また、昨年はタナックに次ぐ2位でフィニッシュしたクレイグ・ブリーンは、4月のラリークロアチア以来となるWRカーでの参戦。3台目のヒュンダイi20クーペWRCを駆る。テーム・スニネンはガス・グリーンスミスとともにMスポーツ・フォードでフィエスタWRCをドライブ。サファリへの参戦を断念したピエール‐ルイ・ルーベが2Cコンペティションのヒュンダイで再びWRカーを駆る。

WRC2はマッズ・オストベルグ(シトロエン)やアドリアン・フルモー(フォード)、ヤリ・フッツネン(ヒュンダイ)、オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイ)らがひしめき、10台が競い合う中、アンドレアス・ミケルセン(シュコダ)が選手権をリードしている。ニコライ・グリアジン(フォルクスワーゲン)は先週、隣国ラトビアで開催されたERCでの勝利を引っ提げてラリーエストニアに臨む。

14台が参戦しているWRC3では、2月のアークティック・ラリーフィンランドで部門2位を収めたエストニアのエース、イーゴン・カールや、4年ぶりに国際格式イベントに参戦する現ERCチャンピオンのアレクセイ・ルキヤナクらが参戦。選手権争いでは現在、カエタン・カエタノビッチが首位に立っている。

ラリーエストニアではジュニアWRCが今季第3戦を迎える。前戦ポルトガルで勝利を収めたラトビアのマルティン・セスクが、フィンランドのサミ・パヤリに9ポイント差をつけてリードしている。

■ラリールート

TOYOTA

WRC開催2年目となるラリーエストニアは日程が3日間から4日間に変更された。木曜日午前中にシェイクダウンが行われた後、ラーディ飛行場跡地のサービスパークに隣接したタルトゥのスーパーSSで競技がスタートする。金曜日は4ステージを2回走行し、昨年と同じステージも登場するが、ルートが変更されており、カネピは昨年と逆走となる。土曜日はラリー最長の23.56kmのペイプサーレを筆頭に、WRCとしては新しいステージが4本登場し、最後はタルトゥでのスーパーSSが行われる。日曜日には3つのステージを2ループ。サービスパーク隣接のSS24 Tartu vald 2がパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2021年7月15-18日
サービスパーク設置場所:タルトゥ
総走行距離:1299.05km
総ステージ走行距離:319.38km(SS比率24.58%)
総SS数:24

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3
JWRC

■マニュファクチャラーズ選手権ノミネートドライバー
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
セバスチャン・オジエ(#1)
エルフィン・エバンス(#33)
カッレ・ロバンペラ(#69)

[ヒュンダイ・シェル・モビスWRT]
ティエリー・ヌービル(#11)
オィット・タナック(#8)
クレイグ・ブリーン(#42)

[Mスポーツ・フォードWRT]
ガス・グリーンスミス(#44)
アドリアン・フルモー(#3)

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