ローブ、プロドライブの意向でエレナとのコンビ解消へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ローブ、プロドライブの意向でエレナとのコンビ解消へ

©Flavien Duhamel/Red Bull Content Pool

セバスチャン・ローブとダニエル・エレナ。ラリー界屈指の名コンビが、23年の関係に終止符を打つことになった。プロドライブが運営するクロスカントリーラリーチーム、バーレーン・レイド・エクストリーム(BRX)の意向だという。

モナコ在住、現在48歳のエレナは、BRXとして初めて参戦した1月にサウジアラビアで開催されたダカールラリーでナビゲーションミスを犯している。

エレナとWRC9連覇、WRC通算79勝を挙げているローブはSNSで「チームとの話し合いの末に、何か別のことを試してみてもいいのかもしれない、という結論に達した。23年の関係に終止符を打つのは、簡単にできる決断ではなかった」とコメントを寄せている。

エレナは、この報を受けて、プロドライブのダカール参戦を「s***”」と表現した動画を公開した。
「ダニエル・エレナが悪いという前に(プロドライブは)ひどいモノを作った」とエレナはBRXハンターを示唆している。
「あれは勝つために作られたマシンではない。クルマを強くするために、何時間も費やしてやるべきことと、やってはいけないことを考えた。しかし、自分たちが到着すると、君たち(プロドライブ)はアドバイスを聞こうとしなかった。自分からも、ナニ(ロマ)やセブ(ローブ)さえからも。自分たちがやりたいようにやっていたんだ。それが当たり前、それが君たちの哲学だ。君たちがWRCで最後にタイトルを獲ったのは、ペター・ソルベルグの2003年だ。ローブ/エレナ組は、その後に台頭した。確かに今年、自分は何度かナビゲーションのミスをしたが、誰もがミスをしていた」

一方、プロドライブのトップ、デイビッド・リチャーズは米国のDirtfishサイトに「我々はセバスチャンと相談した。もちろん、こうした決断は簡単には下せないが、物事を客観的に見て厳しい決断をしなくてはならない」と語っている。

「ダカールは今や独特の競技だ。この数年間で、すっかり変わってしまった。アフリカや南米で行われていたイベントとは違い、ナビゲーション面での試練という点で非常に特殊だ。相当の経験と練習が必要になる」

今年のダカールでローブ/エレナ組は2回のパンクによりリタイアしたが、ナニ・ロマ/アレクサンダー・ウィノック組は同じBRXハンターで5位フィニッシュを果たしている。この際、リチャーズは「初めてのダカールでこれだけの好結果を出したチームはない。何年もの間、プロドライブは素晴らしいチームを作り、素晴らしい結果を残してきた。BRXチームもそうなると確信している」とコメントした。

1998年からコンビを組み始めたエレナとローブは、コンビでなくなってからも良き友人であり続けるとそれぞれに語っている。
(Graham Lister)



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