世界RXスパが今季の開催を断念、2021年5月に延期 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXスパが今季の開催を断念、2021年5月に延期

©FIAWorldrallycross.com

11月21〜22日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催が予定されていた世界ラリークロス選手権第9戦ベネルクスは、今季の開催を見送る決断を下した。暫定で2021年5月22〜23日の会期を発表しており、あくまでも「開催の延期」と表現している。スパ・フランコルシャンでのラウンドは当初2020年5月に開催を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミック発生により10月に延期。さらに11月21〜22日まで開催を引き伸ばしたが、最終的に今季の開催を見送る決断を下した。

主催者は、現在、ベルギーやヨーロッパ全土で健康不安が広がっている状況により、この決断を余儀なくされたとしている。スパ・フランコルシャンサーキットと、世界RXのプロモーターであるIMG、FIAは、パンデミックの進行や拡大、医療機関の緊迫した状況を特に懸念しているとしている。さらに現状、多くの国の政府が渡航関連など様々な制限を行っていることも、世界RXベネルクスを開催することを困難とさせた。

イベント主催者のCEO、ナタリー・マイレは「この決定は異例の状況に関連するもの。先週は、スタッフ各位が世界RXの開催に向けて必死に取り組んできただけに苦渋の決断ではあったが、無観客での開催を発表した。我々は何よりも、すべての人々の安全や健康を最優先にしている」とコメント。
「しかし、今回の発表は純粋に開催を延期するというもの。来年は、さらに素晴らしいイベントを開催する。最後に、政府や公共機関からのアドバイスに耳を傾け、不要不急の行動を避け、身近にいる大切な人を守ってほしい」

ベネルクス戦の開催延期により、今季の世界RX戦は、12月12〜13日にドイツのニュルブルクリンクで開催される第9戦が最終戦となる。



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