世界RXニュルが開催中止。クリストファーソン、KYBチームJCのタイトルが確定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXニュルが開催中止。クリストファーソン、KYBチームJCのタイトルが確定

©FIAWorldrallycross.com / Paulo Maria / DPPI

世界ラリークロス選手権は、新型コロナウイルスの感染による健康不安の懸念が続くことから、12月12〜13日にドイツのニュルブルクリンクで予定していた2020年シーズンの最終戦の開催について、主催者がキャンセルを決断したことを発表した。これにより今季の世界RXは全戦が終了となり、ドライバーズ選手権で首位につけていたヨハン・クリストファーソン、チームズ選手権で首位につけていたKYBチームJC、それぞれのタイトル獲得が決まった。

FIAWorldrallycross.com / Paulo Maria / DPPI

ドイツラウンドの主催者は開催に向けてあらゆる可能性を模索してきたが、最終的に実現は不可能という決断に至った。
「我々のサーキットで名誉ある最終戦を開催することを、心から楽しみにしていた」とニュルブルクリンクのマネージングディレクター、ミルコ・マークフォルトは苦渋の決断についてコメントを寄せた。
「世界ラリークロス選手権は見応えがあり、ドラマのあふれるフォーマットを誇るカテゴリーで、我々の開催実績をさらに高めることにもつながる。それでも今回の決定は、イベントに関わるすべての人々にとっての利益と安全のためには必然だ。ニュルブルクリンクでは、観客を入れての開催に向けて感染防止対策のうえでも徹底した準備を万端に整えたが、最近の感染率の急上昇により状況が変わってしまった。これからは、2021年にニュルブルクリンクで世界RXを開催することを楽しみに励んでいく」

世界RXのプロモーターを務めるIMGのモータースポーツイベント担当上級副社長、ポール・ベラミーは「タイトルにふわさしい活躍を見せたヨハンとKYBチームJCを、心から祝福したい」とコメント。
「ドイツで最終戦を開催することができなくなり非常に残念に思っているが、この異例の1年を通してシリーズを開催できたことを非常に誇らしく思う。この難しいシーズンにあっても、変わらずご理解とご支援をいただいたすべてのイベント主催者、パートナー、ファンのみなさんに、心から感謝申し上げたい」

2020年世界RXドライバーズ選手権 スタンディングス
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 219pt
2 M.エクストローム(アウディS1) 192pt
3 T.ハンセン(プジョー208) 163pt
4 N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 147pt
5 K.ハンセン(プジョー208) 135pt
6 R.ラールソン(アウディS1) 122pt
7 A.バックラッド(ルノー・メガーヌ)121pt
8 T.シャイダー(セアト・イビザ) 92pt
9 A.マルクルンド(ルノー・メガーヌ) 90pt
10 T.ティマラザヤノフ(ヒュンダイi20) 81pt

2020年世界RXチームズ選手権 スタンディングス
1 KYBチームJC(アウディ) 314pt
2 チーム・ハンセン(プジョー) 298pt
3 GRXタネコ(ヒュンダイ) 228pt
4 モンスターエナジーGCK RX カルテル(ルノー) 150pt
5 ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツ(セアト) 115pt
6 UNKORRUPTED(ルノー) 30pt

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