世界RXカタルーニャ:ヨハン・クリストファーソンが今季4勝目で選手権リードをさらに拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXカタルーニャ:ヨハン・クリストファーソンが今季4勝目で選手権リードをさらに拡大

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世界ラリークロス選手権第8戦カタルーニャが10月18日、前日に引き続きスペインのサーキット・デ・バルセロナ‐カタルーニャで開催された。選手権リーダーのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI)が劇的な結末の末に今季4勝目、自身24度目となる世界RX勝利をマーク。3度目のタイトルに向けて選手権リードをさらに広げた。

予選を終えた時点での中間リザルトでは、2016年王者のマティアス・エクストローム(アウディS1)がトップにつける一方、5位に沈んだクリストファーソン。ここで選手権争いではポイントを詰められた。しかし、セミファイナル1でエクストロームを抑えてトップフィニッシュを飾ると2番手でファイナルに進出し、フロントロウからのスタートを得る。そしてこのファイナルでは、ポールポジションからスタートしたアンドレアス・バックラッド(ルノー・メガーヌ)と最初のコーナーで接触。クリストファーソンはうまく切り抜けたが、ここでウォールに突っ込んだバックラッドは、ロビン・ラールソン(アウディS1)からヒットを受け、なんと2台がここでリタイアに追い込まれてしまった。

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これで首位に立ったクリストファーソンは、ハンセン、エクストロームと3人の王者経験者によるトップ争いを展開する。クリストファーソンは、3ラップをリードした後、ジョーカーラップを選択。これでハンセン、エクストロームが先行し、クリストファーソンはその後で本コースに戻ったが、その直後に再びドラマが起こり、エクストロームがワイドに膨らんでコースアウトを喫する痛恨のミス。これでクリストファーソンの前はクリアになり、一気にハンセンとの差を詰めた。ジョーカーラップを残していたハンセンは、最終6ラップ目でこれを消化しなくてはならなくなり、これでクリストファーソンが首位に再浮上、そのまま首位でフィニッシュラインを超えた。

「このファイナルでは素晴らしいスタートができた。アンドレアスが下がったのが見えたが、彼がそこにいるなんて思いもせず、もっと後ろに下がったのだと思っていた。正直、ほかの方法を採ることはできなかった」とクリストファーソンは波乱のスタートを振り返った。
「その後は、今日はティミーよりも先にジョーカーに入った。彼が4本とも新タイヤを履いていたのが見えていたし、自分は新タイヤは前2本だけだったから、彼に勝つために、それこそすべてを尽くした。今日はずっとペースはよかったが、それを結果につなげられず、どのセッションでも前が詰まってしまった。セミファイナルはとてもいい内容になり、ファイナルではいいペースが出せた。本当に安心したよ」

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2位でフィニッシュしたハンセンは、前日のファイナルを制したことで浮上していたドライバーズ選手権3番手を堅守した。
「この週末全体としては素晴らしいリザルトだ」とハンセン。
「必死に膨大な作業をこなし、それが本当に報われた。昨日の優勝は一番のハイライトになると思う。今日はあまり流れが向いていなかった。自分たちの方がペースがよかった時もあったと思うが、レースでは流れをつかめなかった。ファイナルでの混乱では自分はラッキーで、うまく抜け出すことができた。その後はヨハンとのバトルになったが、今日は彼が上手だったので祝福するよ。自分もとても満足だ」

3位にはGCKビルシュタインのアントン・マルクルンド(ルノー・メガーヌ)が入り、今シーズン初めてポディウムに上がった。エクストロームは4位でフィニッシュしたが、ファストスタート賞を獲得。所属のKYBチームJCは、チームズ選手権の首位を守っている。

世界RXが次に迎えるのは、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで開催される第9戦ベネルクス。11月21‐22日に開催されるこのイベントのファイナルでは、WRC第7戦ベルギー・イープルが同じ会場でデイ3の競技を行う予定となっている。

世界RXカタルーニャ ファイナル結果
11 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTi) 4:39.638
2 T.ハンセン(プジョー208) 4:42.375
3 A.マルクルンド(ルノー・メガーヌ) 4:44.640
4 M.エクストローム(アウディS1) 4:59.035
5 A.バックラッド(ルノー・メガーヌ) 00:00.000(リタイア)
6 R.ラールソン(アウディS1) 00:00.000(リタイア)



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