WRCアルゼンチン・プレ会見「マッズは今年勝てる」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアルゼンチン・プレ会見「マッズは今年勝てる」

 

WRCラリーアルゼンチンのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。オストベルグは今季のうちに一勝を挙げられるかという質問に、チーム代表のイブ・マトンが自信を持って答えた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
イブ・マトン=YM(シトロエン・トタル・アブダビWRT、チーム代表)
オット・タナク=OT(MスポーツWRT)
ダニ・ソルド=DS(ヒュンダイ・モータースポーツ)

Q:
前戦から6週間経ち、みなさんSSに戻るのが待ち切れない思いだろう。ヤリマティはブレイクの間、どう過ごしていたのか。
J-ML:
そうだね、まさにブレイクだったね。シーズン序盤はあまりいい流れができなかったから、僕には助かったよ。僕はアメリカで2週間の休暇をとっていた。僕には本当に必要な休息だったと思う。その後は1週間、体力トレーニングを行っていた。それから、ギャンブルで1000ユーロ、損したかな! もし損する方法を教えてもらいたかったら、僕に聞いてよ!

Q:
休暇の後、コリン・マクレーのオンボード映像を見ながら、改めてラリー車走行の刺激を受けたと行っていたが。
J-ML:
そうだ。自信が少し失いかけている時は、こうした映像を見て自信とは何かを思い返すんだ。彼は、他の誰もが持ち得ないような闘志を持っていたと思う。フォード・フォーカスのドライビングでは、素晴らしいところもあった。今回のラリーでは、まさに闘志を燃やしているよ。

Q:
では今の気分は。ここ2戦、忘れようのないイベントが続いた後で迎えるラリーアルゼンチンだが、タイトル争いではセブとの間に大差がついている。それでもまだタイトルのチャンスはあると考えているか。
J-ML:
一戦ごとに考えていこうと思う。ここまでは、言ったように厳しい流れだった。ポイントも失ったが、チャンスがある以上、戦い続けなければならない。その上で、シーズン末にどう結果が出るか、だ。そりゃ現実的には難しいが、だからこそ選手権のことはあまり深くは考えないと言ったんだよ。まずは一戦一戦を集中して、結果が出たらまた考えるよ。

Q:
昨年は会心の勝利だった。このことは自信につながるか。
J-ML:
そうだね、いい自信になっている。今年のラリーは、どちらにしても速さと耐久性の組み合わせになると思うので、昨年のようにハードにアタックするのではなくマシンのことをより労らなくてはならない。常に100%プッシュすることはできない。全開で攻められるところもあるが、我慢も必要だ。

Q:
イブ、シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権4位でラリーアルゼンチンを迎える。今季序盤のチームを、どう分析するか。
YM:
もちろん、選手権2位を目指しているのに4位にいるというのは予想外だ。最悪だったのはスウェーデンで、ポディウムを期待していたが、小さな技術トラブルやドライバーの問題で目標を果たせなかった。ポジティブな面もあり、モンテカルロではセバスチャン・ローブが新型マシンのパフォーマンスを披露して、昨年末のチームの取り組みも報われた。マッズもメキシコではラリー終盤までトップを争い、2位でフィニッシュした。マシンの動きはいいので、あとはもう少しいいパフォーマンス、それから少しは運も必要なのかもしれない。

Q:
いいリザルトを収めるためのチーム戦略は? ドライバーが結果を残すためにどう支えていくのか。
YM:
クリスに関しては1年以上、じっくりと取り組んでいる。昨シーズン後半は興味深い点もあったし、もちろん今季序盤は期待通りではなかった。理解しようと努めたが、彼が調子をつかむために何をしたかは、あまり話したくはない。がんばり過ぎることがいい方法とは限らない。彼はいいパフォーマンスをしようと必死で速くなるために努力しているが、時には違う方法を考える必要もあるのだろう。

Q:
マッズに関しては、WRCで勝つ技量があると考えているか。
YM:
もちろんだ。今年、彼が優勝できると真剣に思っている。マシンはそのレベルにあると自信を持って言えるし、さらに向上を目指して続けていく。ラリーで本来のパフォーマンスを発揮できない日々が続いているが、もちろん彼は近いうちに勝てるはずだ。

Q:
今年、今後のアップグレードの予定は?
YM:
まずポルトガルで、新しいエアロダイナミクスのパッケージを投入する。シーズン後半の主要アップグレードについては進行中だ。今の段階でどこから投入するのかを言うのは難しい。テストの内容次第だ。

Q:
オット、今戦に向けての気分は?
OT:
多かれ少なかれ、誰にとっても新しいイベントのようなものだ。ダニは、以前いくつかのステージを走ったことがあるから例外かもしれない。でも、僕たちにとっては、ほとんどのステージが新しい。ここでは、いつも何かしらトラブルに見舞われてきた。経験もあまりない。今年は特にトリッキーで、すごくタフな場所もある。とにかくステディに進めることが必要だ。

Q:
メキシコの後は、そのまま新型車の開発テストに向かった。感想は?
OT:
間違いなく正しい方向に向かっている。新型車では格段に自信が感じられる。ドライビングがさらにしやすいし、とても自由な感じだ。ポルトガルでは新型マシンでもっと速く走れると期待している。

Q:
レッキでステージを確認し、今回のアプローチを変えたか。
OT:
もちろん、少し変わった。こうしたコンディションでは、通常は全開では行かず場所によってプッシュする、と考える。すべてのコーナーをそれぞれ自信を持って攻めるのは少し難しい。

Q:
ダニ、6週間と長いブレイクだったが、ヤリマティのように休暇を取っていたのか。
DS:
メキシコの後に少し、しかし長くはない。テストをしながらラリーの再開を待っていた。特別なことはないよ。

Q:
しかし、準備は万端のようだ。参戦経験の多いイベントだ。これまで8回、参戦したのだったかな?
DS:
そうだと思う。WRC参戦を始めた時からこのラリーに来ていたからね。もっと前にも来たことがあったかもしれないが、今年はかなりステージが変わったからまったく違うラリーのようなものだ。

Q:
ステージはかなりラフだと聞いたが、このイベントはどれくらいチャレンジングか。
DS:
そうだね、ラフな部分もある。山の方ではかなり雨が降ってステージが完全に破損されて石だらけになったと聞いた。修復はしたそうだが、石はまだ残っていた。2本目、最初の51kmステージはスタートから25kmはとてもコンディションが悪く、マシンにダメージを与えかねないから適切なスピードで走行することが必要だ。

Q:
今回のターゲットは? 過去2回、ポディウムフィニッシュをマークしているが今回も果たせるか?
DS:
もちろん。このラリーでは、何が起きても不思議ではない。とても難しいラリーだし、非常に長いステージがある。速く走ることだけが全てではないから、難しい。51kmステージの間、完全集中しなくては、ロスも大きい。様々な意味で、とてもチャレンジングなラリーになると思う。

Q:
スプリットがなくなったことで集中できるので歓迎しているドライバーもいるが、一方でステージ中に自分のポジションも分からなくなる。
DS:
序盤は全開でいく必要はないが、51kmのステージではどこかの段階で情報が欲しいとみんな思っていると思う。1,2回スプリットがあればいいかもしれない。



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