WRCフランス:今季最初のターマックラリーはルートが大幅変更 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフランス:今季最初のターマックラリーはルートが大幅変更

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2019年のWRC第3戦では、96クルーがツール・ド・コルスの延々と続くコーナーに挑んでいく。今年はルートが大きく変更され、コルシカ島を巡るエリアがさらに広がった。エントリー数も、ここ4年で最も多い数を集めている。

コルシカで待ち受けている試練はいつも通り。ナローな山岳路の舗装は、ラフで摩耗が激しい。いつまでも続くコーナーもドライバーとコ・ドライバーにとってはチャレンジングで、さらにロングステージが多い事もクルーやタイヤにとって大きな負担となる。

母国で開催されるWRC戦で2005〜2008年に4連覇を達成しているセバスチャン・ローブは、再びヒュンダイから参戦。今回はアンドレアス・ミケルセンが参戦をスキップする。ここまで3戦を終えて、ドライバーズ選手権ではトヨタのオィット・タナックが首位を死守しているが、昨年のコルシカの覇者であるシトロエンのセバスチャン・オジエは前戦メキシコで今季2勝目を挙げており、タナックとの差はわずか4ポイントとなっている。2017年のツール・ド・コルスのウイナー、ティエリー・ヌービルもわずか6ポイント差の3番手で追っている。

WRC2プロでは、カッレ・ロバンペラとルーカス・ピエニアチェクが対決。WRC2部門は、地元フランスから多数のエントリーを集めている。ラリーモンテカルロで部門優勝を果たしたヨアン・ボナートは今回も勝利を目指すが、コルシカの道でも激しい戦いが予想される。また、ツール・ド・コルスはジュニアWRCの第2戦、RGTカップの第2戦もかかっている。

■ラリールート
今回のツール・ド・コルスは、2018年のルートから80%が変更されている。木曜日の夜にポルト・ベッチオでセレモニアルスタートが行われた後、金曜日の走行は島の南部に設定され、ほとんどが新しいステージ。3SSを2ループするが、サービスはこの日の夜のバスティアまで行われない。総ステージ走行距離347.51kmの半分以上が土曜日に設定されるが、昨年から引き続き使用するのは2SSのみ。島の北部を走行する。日曜日は、北西部海岸のカルヴィで初めてフィニッシュセレモニーが行われる。

■ラリーデータ
開催日:2019年3月28-31日
サービスパーク設置場所:バスティア
総走行距離:1,194.06km
総ステージ走行距離:347.51 km(SS比率:29.1%)
総SS数:14

■開催選手権
WRC
WRC2プロ
WRC2
JWRC



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