WRCスペイン:金曜日の最終サービスに注目。シーズン唯一のミックス路面イベント – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:金曜日の最終サービスに注目。シーズン唯一のミックス路面イベント

©M-Sport

今季のWRCも残すところあと2戦。全13戦の第12戦、ラリースペインはカレンダー唯一のミックス路面という独特のイベントだ。まずグラベルステージを1日走り、残りの2日間はターマック。金曜日を走り終えると、チームはマシンをグラベル仕様からターマック仕様に一変させなくてはならず、このためこの日の最終サービスは通常よりも制限時間が長く設定されている。そしてドライバー陣も、より精密なドライビングが求められる高速でスムースな道に、一晩の間に対応できるよう切り替えなくてはならない。

ラリースペインは長い歴史を誇り、初開催は1957年。1975年に初めて、ヨーロッパ選手権のカレンダーに組み込まれた。1991年にはWRCカレンダーに昇格。この時はコスタ・ブラバを拠点としていた。その後、2002年にサロウに場所を移したオールターマックラリーに。ミックス路面のイベントに変わったのは2010年で、WRCカレンダーに新しいチャレンジを加えた。

選手権は、ここ数戦で戦況が二転三転し、タイトル争いは近年で最も激しさを極めている。ティエリー・ヌービルは選手権首位の座を死守しているが、2位につける5連覇王者セバスチャン・オジエとの差は7ポイントに詰まっている。2週間前のGBで見事な勝利を挙げたオジエは選手権で再びオット・タナクの上に立った。そのタナクはGB戦で今季の連勝が3で止まり、オジエに14ポイント差の3位に一歩後退。スペインでは、この3人がタイトルを懸けた戦いを続けることになる。

今イベントでは、WRC9連覇王者のセバスチャン・ローブが、シトロエンC3 WRCで今季3度目のWRC参戦を果たす。グラベル、ターマックの両路面でのパフォーマンスに注目が集まる。連続でダブルポディウムを重ねているトヨタは、現在マニュファクチャラーズ選手権で首位に立っており、2位ヒュンダイに20ポイント差をつけている。WRC2部門では、ヤン・コペッキーのタイトルが計算上確定した。スペイン戦では21台がエントリーしているが、この中には実戦デビューを果たすフォルクスワーゲン・ポロGTI R5が2台含まれている。ドライバーを務めるのは、元WRC、世界ラリークロスのチャンピオン、ペター・ソルベルグと、エリック・カミリだ。

■ラリールート

FIA

今年のラリースペインは、ルートにバルセロナが復活。木曜日の夜、モンジュイックの市街地ステージで幕を開ける。コンペティターは夜のうちに拠点であるツーリストリゾートのサロウに戻る。イベント最長となる金曜日は、サロウ西部のグラベルステージが舞台。2本は2014年以来となる設定だ。38.85kmのラ・ファタレラ−ビラルバには一部ターマック区間も含まれている。この日の最終サービスでマシンをターマック仕様に換えて、土曜日と日曜日のステージはターマックとなる。土曜日は北東部にルートが設定されており、サロウのシーフロントの市街地ステージで締めくくられる。日曜日は2SSを2ループする設定で、昨年とほぼ同じ構成だ。

■ラリーデータ
開催日:2018年10月25-28日
サービスパーク設置場所:サロウ
総走行距離:1495.73km
総ステージ走行距離:331.58km(SS比率:22.17%)
総SS数:18

■開催選手権
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