WRCフィンランド:エバンス「セブより上ではフィニッシュしない」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:エバンス「セブより上ではフィニッシュしない」デイ3コメント集 

©M-SPORT

ラリーフィンランド、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。チーム最上位はスニネンの6番手と厳しい戦いになっているMスポーツ・フォード。7番手セバスチャン・オジエに続く8番手エルフィン・エバンスは、チームの3ドライバーがティエリー・ヌービルよりも上に立っていることを重要視し、終盤リスクを負わなかった理由についてチームワークによる結果であることを明かした。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■オィット・タナック/総合首位(=)

Toyota Gazoo Racing WRC


「全体として今日もいい一日だった。午前はいいリズムで、走行順も昨日より格段によかったので、ハードにはプッシュしていなかったがギャップを広げることができた。午後は、道がかなりラフになっていたし差も広がっていたので、かなり慎重に行った。そのように走るのはあまり楽しくはないが、それでもリードを広げたので文句は言えない。明日はかなりスムースで高速なステージなので、楽しみにしているよ」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合3位(=)

Toyota Gazoo Racing WRC


「今日は本当に楽しめた。午前のループはまだ少しスピードが足りない部分があったが、日中サービスでマシンに変更を行いフィーリングがよくなり始め、もっとプッシュできるようになった。そのためタイヤの摩耗も増えたが、まだこれだけ速く走れるというのは素晴らしかった。もちろん、明日は2位浮上を目指してプッシュに挑まなくてはならない。でも、もちろんリスクを負うならそれをコントロールしなくてはならない。そこが重要だ」

■エサペッカ・ラッピ/総合4位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRC


「今日は、特に午後などとても強く戦えた一日だった。午前はかなりエンジョイできて、既に3つ順位を上げられた。午後は必死でプッシュして、タイヤも全くセーブしなかった。とてもリスキーなゲームだった。最後のステージはタイヤがあまり残っていなかったからね。それでも、ベストタイムだった! 明日は、後続から順位を死守することだ」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■マッズ・オストベルグ/総合2位(=)

Citroen


「今日も、この過酷な道で全力を尽くした。暖かいコンディションだったので、午後はタイヤの摩耗が激しく対応しなくてはならなかった。2ループ目はスペアを2本積んだので、その分重さも増したが、うまく2番手を守ることができたと思う。明日に向けて、とても自信がある。ラトバラを抑え切れることを、既に見せているからね」

■クレイグ・ブリーン/総合9位(=)

Citroen


「ドライバーとして、これ以上、手の尽くしようがない状況はストレスがたまるものだが、走行順の割にはまずまずの一日になり、走行順が近いみんなと似たようなタイムを出せたと思う」

■カリッド・アルカシミ/SS12でデイリタイア

Citroen


「ルーズグラベルのテクニカルなセクションでミスをしてしまったのは悔しいが、このような難しいイベントでは起こり得ること。明日は、また走れるようになると思う」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ヘイデン・パッドン/総合5位(↓)
「今日の目標は、自分のポジションで得られるマニュファクチャラーズポイントに専念することだった。ラッピはマニュファクチャラーズポイントの対象にはなりそうになかったので、フォード勢よりも上に留まることを意識した。ラッピを抑え切ることは、難しかった。彼には自分のミッションがあるからね! 肩の力を抜いて、チームのために手堅い仕事をすることに努めた。フロントディファレンシャルに行った変更で、大きな違いが生まれた。午後は暑さでタイヤには厳しかったが、地元勢やフィンランド優勝経験のあるドライバーよりも上にいられてうれしいよ」

■ティエリー・ヌービル/総合10位(=)
「走行順が2番手だったので、金曜日に比べればいい一日だった。リスクを一切負わなかったことを思えば、まずまずの内容になったと思う。難しい状況だが、自分たちはもちろんそれを受け入れる。ここからは、マシンを道の上に留めて、ラリーを走り切ることが必要だ。ここ数戦で選手権をリードしているので、自分たちの戦いがさらにトリッキーになる時が来ることは分かっていた。今回のラリーが、まさにその時だね! フィンランドは、とにかく楽しんで、限界を受け入れなくてはならないイベントなんだ」

■アンドレアス・ミケルセン/総合11位(↑)
「先頭走行は、難しいものだ。ティエリーは昨日それをしなくてはならず、今日は僕の番。今日は、とにかく走行経験を積んで、マシンの改良に努めるしかなかった。全ての部分で解決策を見つけようと努めていたが、この週末で自分たちにできることはあまりない」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合6位(↓)

M-Sport


「一日を通してうまく前進できたし、日中サービスでマシンをもう少し速くすることができた。2ループ目はマシンのフィーリングが格段によくなり、いいタイムを出すこともできた。それでも上位と比べるとペースが少し劣っているが、チームメイトの2人よりも上に立っているので、今日の内容にも自分のドライビングにもハッピーだ」

■セバスチャン・オジエ/総合7位(↓)

M-Sport


「パフォーマンスの面では願っていたような週末にはなっていないが、最大の目標であるティエリーよりも上に立ってはいる。選手権でも差は僅差なので、この点はポジティブだ。この週末は、トヨタ勢がペースをつかむことは予想していたが、もっと小さい差であることを期待していた。新しいパーツには満足しているが、テストが1日しかなかったので、少しリスクもあった。今日は、テストの続きのつもりで走ったが、それでも完全に自分たちが目指す姿になるのは、まだやり残していることがある」

■エルフィン・エバンス/総合8位(↓)
「悪い一日ではなかったし、チームの3人が僅差につけている。もちろん、もっと上位での争いに絡みたかったけどね! 午後はリスクを負いたくなかったので、タイムも少しロスした。チームとして戦っているので、どんな状況でもセバスチャン(オジエ)より上でフィニッシュすることはしない。だから、リスクを負うことに意味はないからね」



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