WRCフィンランド:ヌービル「この環境の中で出来ることをやるしかない」デイ2コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:ヌービル「この環境の中で出来ることをやるしかない」デイ2コメント集 

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーフィンランド、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント。選手権リーダーとして迎えたフィンランド戦、走行順1番手で挑んでいるヒュンダイのティエリー・ヌービルは10番手と、目指していたオジエよりも上の順位には届かずに初日を終えた。

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■オィット・タナック/総合首位

Toyota

「今日の内容には本当にハッピー。全てがとにかく完璧に進んだ。マシンには大いに自信を持てたし、この道でドライブすることが本当によかった。エンジンストールして少しタイムをロスした時以外は、出来る限りを尽くした。道はかなりスリッパリーで、砂利をたくさん掃かなくてはならなかった。明日は、今日一緒に戦ったみんなも同じコンディションになるのでその点はいいが、それでも簡単にはいかない」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合3位

Toyota

「今日は、かなりうまく行ったと思う。最初のステージではリズムをつかむのが難しかったが、2本目で見つけることができた。マシンも、安定感を高めるために少し固めにしてから、ハッピーだ。午後最初のステージは少し慎重になりすぎたが、戦いに戻れたし3番手に上がることができた。ドライビングを楽しんでいるし、明日はもう少しよくなれるといいね」

■エサペッカ・ラッピ/総合8位

Toyota Gazoo Racing WRC

「午前中は少し苦戦した。最初のステージではジャンクションでストールし、すごくガッカリした。その後はリズムをつかむのに苦労した。サービスで、エンジニアがマシンのマイナートラブルを見つけてくれて、直すことができた。その後は順調になり始め、期待通りの速さになった。もちろん優勝争いをしたかったが、まだ2日間あるし、順位を上げるチャンスもある」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■マッズ・オストベルグ/総合2位

Citroen

「手堅いパフォーマンスを出すことができて、チームのみんなのためにもうれしい。このために、みんなで必死にがんばってきた。一日を通して、C3 WRCのドライビングを心から楽しんだ。この流れをキープして、明日も気持ちを高めていきたい」

■クレイグ・ブリーン/総合9位

Citroen

「タイムの面ではリズムはよかったし、全体的にはいい一日だった。もちろん、午前中のパンクは悔しいし、夕方は燃料トラブルもあったが、そんなこともあるものなんだと思う。もう、過ぎたことなので、明日のレグに気持ちは集中している。この最高の道を楽しんで、さらにいい走りをしたい」

■カリッド・アルカシミ/総合24位

Citroen

「このフィンランドらしいステージが、本当に気に入っている。ナローでラフなステージもあったが、慎重なアプローチでトラブルを避けるようにした。ラリーの間、ペースを上げ続けるよう目指していく」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ヘイデン・パッドン/総合4位

Hyundai Motorsport GmbH

「もう少しリスクを負ってもよかったかもしれないが、初日の内容にはかなり満足していいと思う。週末を通してセッティングを適正に合わせることに専念していたので、度を超すようなことはしたくなかった。午前のループでは、コンディションに対応しなくてはならず、自分たちのペースノートは少し遅過ぎるところもあった。そこから、マシンやステージを楽しみ始めた。安定していたし、いいペースでトップ3にも追い付ける位置につけた。残り2日間で、さらに上を目指したい」

■ティエリー・ヌービル/総合10位
「先頭走行、特にこのイベントでは最初から苦戦を強いられる。グリップと一貫性を得るのに苦戦していたので、自分に出来ることは限られていた。SS5で、ペースノートの読みが甘過ぎたことによるミスも痛かった。それを修正しようと思っていたが、次を見逃し、ストレートでディッチに入ってしまった。その後は、少し抑えなくてはならなかった。日中サービスでは、メカニックが素晴らしい仕事をしてマシンを直してくれた。オジエと離れてしまったので、あまり満足はできないが、厳しい戦いになることは分かっていた。この環境の中でダメージを最低限に抑えるよう、ベストを尽くすしかない」

■アンドレアス・ミケルセン/総合16位

Hyundai Motorsport GmbH

「かなりチャレンジングな滑り出しだった。SS4でミスをしたが、一日を通してペースをつかむのに苦戦した。ミスはしたくないものだが、ペースノートを聞き間違えてしまった。アンデルスが5マイナスと言ったのだと思ったが、実際は4と、かなりの違いだった。低速で転倒したが、観客にステージまで押し戻してもらってとても助かった。午後、走れるようにしてくれたメカニックたちに感謝している。いいフィーリングを得るためにまだ手を加えなくてはならないが、土曜日は気持ちを一新して始められるようにしたい」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合5位

M-Sport

「タフな一日だった。ポディウム争いをしていたが、いくつかトラブルがあり5番手に落ちてしまった。ドライビングは及第点だが、まだつかまなくてはならないこともあり、明日はそれを目指していきたい」

■セバスチャン・オジエ/総合6位

M-Sport

「正直に言えば、今日は予想通りの展開だった。道がとてもドライなので、自分たちにはタフな状況だったし、もちろんタイムもロスした。オットの走りはものすごかった。脱帽だよ。自分たちのすぐ後ろでの走行だったのに、見応えのあるタイムを出していた。もちろん、自分ももう少し、コンマ数秒速く走ることもできたが、それには大きなリスクを伴う。明日は走行順も少しよくなるので、もう少し速くなれる方法が見つかって欲しいね。簡単な一日ではなかったが、明日もトライを続けるよ」

■エルフィン・エバンス/総合7位

M-Sport

「自分が目指していた順位にはついていないので、完全には満足できない。それでも、午前のループでは、路面変化が大きな鍵となったことは明らか。異次元の走りをしていたオット以外は、自分たちよりも先に走ったドライバーよりも自分たちは速かったが、後から走ったみんなには勝てなかった。午後は苦戦したステージもあったので、この順位ならまずまずだがパーフェクトではない。まだ先は長いし、土曜日は昨年、自分たちはいい走りができたので、狙っていくよ」



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