WRCフランス事前情報:今季最初の本格ターマック戦、コースは大幅に変更 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフランス事前情報:今季最初の本格ターマック戦、コースは大幅に変更

©Hyundai Motorsport GmbH

フランス領コルシカ島で開催される2018年WRC第4戦は、今季最初の本格ターマックラリーとなる。

ルートは大幅に変更となり、何年も使用されていなかったエリアを走行するが、独特の試練は変わらない。クルーを待ち受ける、ナローで休みなく続くワインディングな山岳路は、タイヤにも厳しい。丘陵地帯では天候も変わりやすく、シリーズ伝統のフランス戦は、クルーにも体力的な試練を与える。

コルシカ戦には、前戦メキシコで堂々の復帰を果たした元世界王者のセバスチャン・ローブが再び登場。コルシカ島では2005−2008年に4連覇を果たしており、WRCレギュラー陣にとっては脅威にもなり得る。メキシコ戦で優勝を飾ったセバスチャン・オジエは、ドライバーズ選手権で首位に再浮上しており、2位につけるティエリー・ヌービルとは4ポイント差。この2人に加え、ヤリ‐マティ・ラトバラの3人が、今回エントリーするドライバーの中でコルシカでの優勝経験を持っている。

WRC2部門も堂々の顔ぶれが揃い、フォード・フィエスタR2のワンメイクで戦われるジュニアWRCはコルシカが今季第2戦。また、今季全5戦で構成されるFIA RGTカップもコルシカが第2戦となる。ポルシェ、アバルトが計7台エントリーしている。

FIA

■ラリールート
木曜日のセレモニアルスタートは、1978年以来となるバスティアで行われる。競技が始まるのは金曜日から。開幕から49kmのロングステージに挑む。昨年から変更のないステージは、このステージを含む2本のみ。SS2のPiedigriggio–Pont de Castirlaは、WRCで使用されるのは1999年以来となる。この2本のループを、バスティアでのサービスを挟んで2ループする。バスティアでは、街中でサイン会も行われる。

土曜日は3SSを2ループするが、全体の3分の2が新しい設定となっている。日曜日は、南西部のグラボナ・バレーを走行。イベント最長のVero–Sarrola-Carcopinoは、55.17kmのロングステージ。その後、新しいパワーステージを経て、ポディウムと表彰式はアジャクシオで行われる。

■ラリーデータ
開催日:2018年4月5-8日
サービスパーク設置場所:アジャクシオ
総走行距離: 1,119.68 km
総ステージ走行距離:333.48km(SS比率:29.77%)
総SS数:12

■開催選手権
WRC
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WRC3
JWRC



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