【特別企画】より“過酷”に生まれ変わった「WRC7」発売記念レポート!! – ページ 3 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【特別企画】より“過酷”に生まれ変わった「WRC7」発売記念レポート!!

©amuzio

2017年全車種に加え、2016年のワールドラリーカーも収録

WRC7には、2017年シーズンに参戦していたチーム、クルー、マシンなどをすべて網羅している。トヨタ、シトロエン、ヒュンダイ、Mスポーツのワークス4チームのほか、プライベーターのMINI JCW WRCや旧型のフォード・フィエスタRS WRCなども網羅している。さらに、ボーナスカーとして、2016年までのワークスのワールドラリーカーもすべて収録。WRCでもシトロエンなどは若手に旧型のワールドラリーカーを与えたりしているので、ある意味ではまだまだ現役とも言える。

2017年の新規定ワールドラリーカーが揃い踏み。いずれも空力を意識した外装パーツとなっており、メーカーごとの意図の違いが見えて興味深い。クルーによっても微妙に異なり、トヨタ・ヤリスWRCはラトバラ、ラッピ、ユホ・ハンニネンでドアミラーのラインが異なる。シトロエンやヒュンダイはルーフベンチレーターのカラーで見分けられる。

WRC7の目玉とも言えるのは、この新型ワールドラリーカーが初めて収録されているところだ。2017年から導入された新型ワールドラリーカーは、エンジンパワーがそれまでの約300馬力から約380馬力まで大幅にアップ。吸気リストリクター径の拡大によりパワーアップしており、エンジン自体は1.6リッター直噴4気筒で変わりない。最大の特徴はひと目で分かるそのスタイリングで、全長と全幅が拡大され、レーシングカーのような複雑な形状のエアロパーツが盛り込まれ、ワイドフェンダーによりこれまで以上に迫力のあるスタイリングとなっている。2016年までのマシンと比べると、特別なラリーカーという雰囲気が際立っているのが分かるだろう。

2016年までのワールドラリーカー。フォルクスワーゲンは撤退しており、ヒュンダイは新型i20クーペにスイッチしているので、このセダンタイプはほぼ走っていない。現役で戦っているのはシトロエンDS3 WRC、フォード・フィエスタRS WRC、MINI JCW WRCのみ。

WRC2のマシンはMスポーツ、シトロエン、シュコダ、プジョーのR5ラリーカーだ。R5とは1.6リッター直噴4WDターボエンジンを搭載している点はワールドラリーカーと同様だが、改造範囲がやや狭く、パワーも抑えられているクラス。WRC7では、これらのマシンの違いがより際立って感じられるようになったように思う。たとえばプジョー208 T16(R5)はダッシュ力がやや弱いが、リヤ出やすく曲がりやすい傾向。シュコダ・ファビアR5はスタートからの加速が良く、リヤが粘り気味なイメージ。シトロエンDS3 R5はその中間で素直な走り、フォード・フィエスタR5はDS3よりさらにサスペンションが柔らかいなど、明確な味付けの違いが感じられる。すべてのメーカーのマシンを走らせてみて、自分の好みに合うマシンを選びたい。

R5マシンたち。一見ワールドラリーカーによく似ているが、フェンダーの造形やウイングの形状は大きく異なる。

一方、ジュニアWRCで使われるR2はフォード・フィエスタR2のみ。これは実際のWRCでもワンメイクで行われていることに由来しており、1.6リッター直噴4気筒の自然吸気エンジンにFFを組み合わせつつ、シーケンシャルシフトを装備するラリー専用マシンだ。1車種のみとはいえ、参戦クルーは多数収録されており、クルーごとにマシンカラーなども異なるので、好みのカラーを選ぶことができる。

フォード・フィエスタR2。カラーリングは全部で10種類。

いずれのクラスも2017年シーズンの序盤にエントリーしていた選手が勢ぞろいしている。ワークスはもちろんのこと、日本人としてTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムでヨーロッパを中心に参戦している勝田貴元と新井大輝の顔も見られる。ヒュンダイのワークスに決まったアンドレアス・ミケルセンが、シーズン当初のシュコダ所属のままだったりと、時系列の差はあるが、主要メンバーはほぼ揃っているかたちだ。

アンドレアス・ミケルセンは、古巣フォルクスワーゲングループであるシュコダ・モータースポーツのドライバーとして登場。

「ソロ」モードでのマシンセレクト時は、チーム→選手というかたちで選択する。同じトヨタでもヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピではドアミラーのカラーリングが異なるなど、微細な変化も再現。Mスポーツは選手によってカラーリングがまったく異なり、様々なバリエーションが収録されている。

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ワールドラリーカレンダー2020