WRCドイツ:ミケルセン「全開プッシュも辞さない」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCドイツ:ミケルセン「全開プッシュも辞さない」デイ3コメント集 

©CITROEN / @World

ラリードイツ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。自らのミスで首位タナックとの差を広げてしまったシトロエンのアンドレアス・ミケルセン。背後にはオジエが迫っているが、絞るターゲットは2位とした上で、昨年までのチームメイトである世界王者を全力で退ける決意を表明した。
*()内は総合順位の前日比

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

■オィット・タナック/総合首位(=)

M-SPORT / @World


「今日もいい一日だった。とても安定感があり、どのステージでもコンペティティブなタイムを出せたのは、自分たちにとって間違いなく大きくポジティブな要素だ。この週末は、大きなステップを踏んだ手応えを感じている。マシンのフィーリングもとてもよく、ステージでもドライブしやすい。いいリズムをつかむことができたし、明日もこれを続けられない理由は見つからない。もちろん、アンドレアスがいくつかミスをしたことで、明日に向けてのギャップも広がりはしたが、まだトリッキーなステージが50km残っている。このリズムを維持し続けなくてはならない。ドイツでは、フィニッシュするまで戦いは終わらない」

■セバスチャン・オジエ/総合3位(↑)

M-SPORT / @World


「今日の内容には満足しているし、マシンの中でもとても楽しめた。ドライのターマックでは、新型マシンの速さを存分に感じることができる。自分は少し慎重になっていたが、それでも速いドライビングができたし、今日単独では一番速かったと思うので、よかった。安定していたが、昨日はとにかくタイムをロスしすぎた。ティエリーがデイリタイアしたことでリスクを負うのはさらに難しくなったが、それでも上位にはまだプレッシャーを与え続けたい。オットはかなりいいリードを築いているが、アンドレアスとはそれほど差がないし、彼がミスをしたことで差も詰まった。明日は、必要以上のリスクは負いたくない。今日のリズムをキープしなくてはならない。もちろん、パワーステージはいつものように重要だ。最終日を楽しみにしているよ」

■エルフィン・エバンス/総合4位(↑)

M-SPORT / @World


「マシンにいくつかトラブルがあり、自分でミスもしたが、大部分ではクリーンな走りをキープしたし大きなドラマもなかった。明日はおもしろい一日になりそうだ。ユホとも接戦になっている。差は大きくないしユホはいい走りをしているが、自分たちもベストを尽くす」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■アンドレアス・ミケルセン/総合2位(=)
「今日の内容には満足している。まず、なによりも有名なパンツァープラッテのステージを克服した。プレイベントテストで行った作業のおかげで、42kmのフルコースの中で、プッシュとタイヤをセーブすることの適切なバランスを取ることができた。総合順位では少し動きがあった。オットはいい走りでリードを広げた。明日は、自分にとって重要なのは、セバスチャン・オジエを抑え切って、2位を獲得すること。そのためには、マキシマムプッシュも辞さない!」

■クレイグ・ブリーン/総合6位(↑)

CITROEN / @World


「今日は、昨日よりもよかった。それでも午前中は難しく、自信を得るのに苦戦した。2ループ目はより安定したタイヤチョイスができたので、内容がよくなってきた。最後のステージでオーバーシュートしたりミスもあったが、それでも上位との差を詰めることもできた。最後まで戦い続けるよ!」

■クリス・ミーク/SS14でラリーリタイア
「今日はマシンのフィーリングがよく、自分のペースも徐々に上がってきた。そうしたら、ダッシュボードから警告サインが出て、エンジンの冷却システムにトラブルが出ていることが示されたので止まった。明日は、ラリー2での再スタートはしない。理由は3つ。エンジンにダメージを与えるリスクを抱えたくない。(コ・ドライバーの)ポールの奥さんが、今日の午後、男の子を出産された。そして、残り4本の短いステージでは、得るものはないからだ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■ユホ・ハンニネン/総合5位(↑)

TOYOTA / @World


「午前は、パンツァープラッテでステージ勝利を獲得できて、いい気分だった。ステージを走り終えた時点では、他のドライバーと比べて自分のタイムがどれだけよかったのか、想像つかなかったので、自分たちがベストタイムだと知った時は、本当にうれしかった。午前のループは、全体としてかなりよかった。午後のパンツァープラッテではダンパーが壊れたが、それ以外はマシンはとてもよかった。明日は、フィンランドのようにまたエルフィン・エバンスとのバトルになるが、今回は自分たちが勝ちたいね」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合7位(↑)

TOYOTA / @World


「午前は、あまり簡単ではなかった。自分は少し遅かったし、ミスもした。午後は、プッシュに努めた。残念ながらパンクでタイムをロスしたが、少なくともパフォーマンスはあった。とにかく、全体が噛み合うようにしなくてはならない。午後は速さはあったので、明日は同じフィーリングを結果につなげるように努力する」

■エサペッカ・ラッピ/総合22位(↑)
「本当に悔しい一日だった。とにかく速さを出すことに苦戦したが、なぜだかは分からない。自分のベストを尽くした。最後のステージは本当に全開で攻めたが、タイムはよくなかった。今はとにかく寝て、明日改善することを期待したい。マシンに少し変更を行うので、これでタイムが良くなってくれると思う」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ヘイデン・パッドン/総合8位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH


「パンツァープラッテの1回目でもパンクに見舞われて、理想的な流れでは滑り出せなかった。タイヤを交換するために止まらなくてはならなかったが、午前のループでトップ3タイムも出せたので、今日全体としては良くなっている。コンディションが徐々に良くなったので、自信も高めることができた。走行順もよかったからね。2回目のパンツァープラッテでのコンディションは、今まで走った中でもかなりよかったので、とても楽しめた。まだ戦いに残り、8位につけているので、最終日は全力を尽くして出きる限り多くのポイントをチームにもたらしたい」

■ダニ・ソルド/総合36位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH


「金曜日の内容には素直に落ち込んだが、今日はそのことを忘れていい走りをしようと決意した。マシンのフィーリングは間違いなく良くなったし、午後はアンダーステアに苦戦したが、全体のパフォーマンスもまとまっていた。日曜日のステージに向けては、セットアップをもっと検討するべきかもしれない。今日はハードにプッシュしたが、まだ速さは上げられる」

■ティエリー・ヌービル/SS9でデイリタイア
「自分たちのデイリタイアは、残念の一言では表しきれない。この週末は、どうしてもいいリザルトが欲しかった。自分たちの選手権争いのためだけでなく、チームの母国戦で戦うチームのみんなのためでもある。SS9ではコーナーをカットしようとして左リアタイヤを引っかけ、サスペンションのパーツにダメージを負った。自分たちで直すことができない状況だったので、止まるしかなかった。チームはいつものようにとてもがんばってくれて、明日走れるようにマシンを整えてくれた。パワーステージポイントを獲得するために、ビッグプッシュをかける。もちろん、選手権争いの面では痛手だが、何が起こるか分からないし、もちろんまだ終わったとは思っていない。自分たちにはできる、という自信は失っていない」

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