Mスポーツ、2017年をカーナンバー1のフィエスタWRCで臨む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ、2017年をカーナンバー1のフィエスタWRCで臨む

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WRカー規定が一新される2017シーズン、Mスポーツは4連覇王者セバスチャン・オジエを擁し、カーナンバー1を掲げた新型フォード・フィエスタWRCで臨む。チームメイトには、昨シーズン目覚ましい成長を遂げたオィット・タナックを据え、強力なラインナップを整えた。さらにDMACKカラーのフィエスタWRCでエルフィン・エバンスがWRカー参戦に復帰。3人目のマニュファクチャラーズ選手権のポイント対象ドライバーとしてノミネートされる。

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ヨーロッパ7カ国に渡り、8344kmの開発テストを走り込んできたフィエスタWRC。先週、英国で行われたオートスポーツショーでは最終カラーリングも発表されたこのマシンが、実戦の時を迎える。

昨年、12月に入ってからオジエ獲得に成功したMスポーツ代表のマルコム・ウィルソンは「新しい時代と、これまでのハードワークが報われるのを見るチャンスが、もう、すぐそこまで来ている」と興奮を隠さない。
「ここにたどり着くまでに昼夜を徹して働いてきたチームの一人一人を、とても誇らしく思う。 今回も素晴らしいマシンを作り出したという手応えがあるが、全チームが初めて競技で顔を合わせるまでは、何が起こるかは誰にも分からない。ラリー界にとって、スペクタクルな年になるし、我々にはここ何年かで最も強力なドライバーラインナップが揃った」

「今回は特に、もっと時間があったらと思う。セバスチャンは一流のドライバーだが、フィエスタで走り込む時間は本当に限られてしまった。シーズンスタートでは、ディスアドバンテージを抱えることを認めざるを得ない。とはいえ、どんな状況でもそれに打ち勝てる者がいるとすれば、それはセバスチャン・オジエだ」

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フォルクスワーゲンの電撃撤退以降、落ち着かないシーズンブレイクを過ごすことになったオジエは「いろいろな意味で、新しいシーズンだ」と努めて落ち着いたコメントを残す。
「新しい時代、新しいマシン、新しいチーム。ラリーでは経験が重要な要素であることは、みんなが知るところ。このチームでもっと馴染んでから臨みたかったが、この1ヶ月の間にも多くを学んだ」

「先週は、典型的なモンテのコンディションで2日間のテストを行った。ラリーモンテカルロでは何度も勝ったが、このような歴史のあるチャレンジングなイベントでは、油断は禁物だ」

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昨年、WRC初優勝まで目前に迫ったタナックは、今季初優勝が期待されるひとり。「シーズンの始まりが待ち切れない。新しいことがたくさん待っているし、全く新しいチャレンジ。間違いなく面白くなる」とコメント。
「ここにたどり着くまでに、舞台裏ではたくさんの作業が行われてきた。フィーリングはいいが、我々はシーズンを1年で最もチャレンジングなラリーから始める。でも、これまでの経験と、どんなコンディションでも安定して走ること、ミスを避けること、的確なタイヤチョイスとセットアップを見つけること、これがすべて噛み合えば、いいラリーができる」
「今季の目標は、安定して強さを発揮すること。今はかなり経験を積んだので、高ポイントを狙っていきたい。自分のゴールを目指すことを楽しみにしているし、それがまもなく始まる!」



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