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WRC第13戦として開催されるフォーラムエイト・ラリージャパン(愛知県・岐阜県、ターマック)は、11月6日の開幕に先駆けて、11月1日、東京・江東区にあるシティサーキット東京ベイで「FORUM8 Rally Japan 2025 SS ZERO -TOKYO Special Stage-」と称した選手とファンの交流カート大会を実施。公募で集まった200組のラリーファンが参加した。
カート大会の選手としてWRCのワークスドライバーからは、トヨタのエルフィン・エバンス、サミ・パヤリ、ヒョンデのティエリー・ヌービル、マルティン・ウィダグ、Mスポーツ・フォードのジョッシュ・マカリアン、さらにマカリアンのコ・ドライバー、オーン・トレーシーも飛び入り参加。スポンサー関係者、ラリージャパンと同時開催のACCRヒストリックラリーの参戦ドライバー、一般応募などの混成による5チームに、WRCドライバーが各チームにひとりずつ加わってレースを行った。
WRCドライバーによるタイムアタックの予選では、本職はコ・ドライバーのウィダグがトップタイムをたたき出してポールポジションを獲得。決勝レースでは、WRCドライバーが交替する時にはファン5人にサインをしてからでないと次のドライバーがスタートできないという特別ルールも。最終的に、ウィダグ率いる「チーム・ウィダグ」が、ポール・トゥ・ウインで優勝を飾った。
チーム・ウィダグのドライバーとして参加した矢㟢叶人さんは「ラリードライバーと一緒にカートでレースができる機会なんて、これを逃したらもうないかもしれないイベントだと思いましたし、モータースポーツをもっと盛り上げるイベントの一員になりたいと思い参加しました。ラリー特有のクルマの動きかたに合わせた体の使い方をしているな、と思い、すごく新鮮でした」と感想を語った。
カート大会の後に行われたパーティでは、WRCドライバーとラリーファンの交流タイムが展開。思い思いのアイテムにサインをもらったり、写真を撮ったりと、ひとときの時間を楽しんだ。
ラリーは11月3日(月・祝)からレッキが始まり、6日(木)に開幕を迎える。
















