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AXCR2025:チーム三菱ラリーアートのチャヤポン・ヨーターが2番手キープ、田口勝彦は5番手に浮上

©MITSUBISHI

アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2025は8月10日、レグ2に設定されたプラーチーンブリー〜カオヤイ間の500.41km(うちSS距離177.85km)を走行。3台の三菱トライトンをエントリーさせるチーム三菱ラリーアートは、112号車のチャヤポン・ヨーターが2番手をキープしたほか、105号車の田口勝彦は順位をひとつ上げて5番手に浮上した。また、前日にデイリタイアした118号車の小出一登も、この日は34番手まで順位を挽回した。

(以下、チーム発表)


AXCR2025、チャヤポン・ヨーター選手が2番手を堅守
LEG2レポート:ヨーター選手が総合2番手を維持、田口選手は総合5番手に浮上

2025年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技2日目となるLEG2が8月10日(日)に行われました。この日は、プラーチーンブリーからカオヤイへと向かう、総走行距離500.41kmのコース。うち、セレクティブセクション(SS)は177.85kmに設定されています。コースは岩場のセクションあり、農園の中を駆け抜けるハイスピードセクションありと、AXCRらしくバラエティに富んだものとなっています。

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この日を2番手でスタートしたチャヤポン・ヨーター選手は、コース前半で前を行くライバルを捉えて前に出ることに成功しました。ジャングルやプランテーションなど、似た風景が続き迷いやすいコースを走るAXCRにおいて、走行順トップは必ずしも有利とは言えないポジションですが、前走者のダストに悩まされる可能性が減る点はアドバンテージとなり得ます。

また、この日以降は天候が崩れるとの予報もあり、仮に雨が降った場合、多くのクルマが走行した後のコンディション悪化を考えれば走行順トップのメリットも活きてくるはずです。中間ポイントをトップで通過したヨーター選手は、そのポジションを守ったまま全コースを走り切ってフィニッシュ。前日まで6分8秒あった総合首位の選手との差を5分6秒に縮め、総合2番手でこの日を終えました。

田口勝彦選手はSS4番手タイムをマーク。コース前半では1台に抜かれてしまったものの、上位選手の後退もあり、ひとつ順位を上げた総合5番手でこの日を終えました。「ルートが分かりづらいところでいったんストップしていたところ、1台に抜かれてしまいました。ですが、他には大きな問題なく走れています。クルマは非常に快調です」とコメント。まだ2日目ということで、無理なペースアップなどはせず、腰を落ち着けて臨む構えを見せています。前日のアクシデントから、車両を修復して無事競技に復帰した小出一登選手は、コース終盤で雨に見舞われたものの、大きな問題なく全行程を走り切ってサービスへとたどり着きました。順位は前日の総合40番手から大きく回復し、総合34番手で明日の競技に挑みます。

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競技3日目となる11日(月)のLEG3は、カオヤイをスタートし、北東のナコーンラチャシマ近郊を巡り、再びカオヤイに戻るルートです。総走行距離は360.50km、SS距離は195.76kmで争われます。

チーム三菱ラリーアート 112号車 チャヤポン・ヨーター選手のコメント
「SS2の前半、最初のセクションは岩が多く、路面コンディションを確認しづらいタフなコースでした。ミスをしないよう、集中力を切らさずに走ることを心がけ、うまく乗り切ることができました。途中、前走車に追いついてしまいましたが、それも含めてラリーだと思います。コースの後半も、序盤は石がありスピードを出せない路面でしたが、終盤40kmは非常に高速で、自信を持って走ることができました。今日の結果には満足していますし、明日も全力を尽くします」

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