AXCR2025:横浜ゴムのGEOLANDAR装着車両が総合優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

AXCR2025:横浜ゴムのGEOLANDAR装着車両が総合優勝

©THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.

チーム三菱ラリーアートの3年ぶり総合優勝に沸いたアジアクロスカントリーラリー(AXCR)2025。チャヤポン・ヨーターがドライブした三菱トライトンは、横浜ゴムのSUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤ、GEOLANDAR M/T G003を装着しており、横浜ゴムもこの快挙を伝えている。4位のディスタポン・マニーイン(いすゞD-MAX)、5位でヨーターのチームメイト、田口勝彦もGEOLANDARを履いており、トップ5のうち3台がこのタイヤを装着していたことになる。

(以下、発表内容)


横浜ゴムの「GEOLANDAR」装着車がアジアクロスカントリーラリーで2年ぶりの総合優勝を達成

横浜ゴム(株)のSUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」装着車が8月8日から16日にタイで開催されたアジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2025(以下、AXCR)」で総合優勝を果たしました。「GEOLANDAR M/T G003」装着車は2022年、2023年にも総合優勝を果たしており、「GEOLANDAR」は揺るぎない優れた走行性能と耐久性を武器に、今回も過酷なオフロードレースでの勝利を足元から支えました。

THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.

総合優勝したのは「チーム三菱ラリーアート」の112号車(ドライバー:Chayapon YOTHA選手/コ・ドライバー:Peerapong SOMBUTWONG選手)で、三菱自動車工業(株)の世界戦略車となる1トンピックアップトラックの「トライトン」で参戦しました。LEG1、LEG2で総合2位を維持し序盤からトップ争いを繰り広げると、3日目のLEG3でトップを奪取。その後、ライバルチームの激しいプレッシャーや自車のアクシデントに対し、冷静かつ安定した走りで最終のLEG8※までリードを死守し熾烈なバトルを制しました。なお、同チームは2022年に総合優勝しており、今回は3年ぶりの総合優勝となりました。
※LEG4、LEG6はコースがカンボジア国境沿いに近く安全性確保のため中止。

THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.

また、4位には「ISUZU SUPHAN YOKOHAMA LIQUI MOLY RACING TEAM」の110号車(ドライバー:Ditsapong MANEEIN選手/コ・ドライバー:Atikij SRIMONGKHOL選手)、5位には「チーム三菱ラリーアート」の105号車(ドライバー:田口勝彦選手/コ・ドライバー:保井隆宏選手)が入り、上位5台中3台を「GEOLANDAR」装着車が占めました。

「GEOLANDAR M/T G003」はあらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現しています。「GEOLANDAR M/T G003」をはじめとした「GEOLANDAR」シリーズは「AXCR」をはじめ、北米やメキシコなどの著名なオフロードレースで数多くの優秀な成績を残しています。

「AXCR」は1996年からスタートしたダカールラリーと同格式で行われるFIA(国際自動車連盟)公認レース。今年はタイのパタヤをスタート/フィニッシュ地点とし、総走行距離2,000km以上で競われました。穴だらけのプランテーションや狭い林道、起伏が激しい山岳路を走破するコースはサンド、ロックだけでなく、スコールによりマッドや巨大な水たまりに変化し、今年もマシンやタイヤにとって過酷なレースとなりました。

横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいます。その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦しています。

【増岡浩氏(「チーム三菱ラリーアート」 総監督)コメント】
昨年の「AXCR」では後半総合トップに浮上するもエンジントラブルによりリタイヤしてしまい非常に悔しい思いをしましたが、今年は耐久性を向上させた「トライトン」と参戦4年目を迎え更に強固になったチーム力で総合優勝を勝ち取ることができました。応援ありがとうございました。今年も「チーム三菱ラリーアート」のトライトンラリーカーは横浜ゴムの「GEOLANDAR M/T G003」を装着し「AXCR」に臨みました。「GEOLANDAR M/T G003」は、あらゆる路面を速く・安全に走破する必要のある「AXCR」において、高い次元で安定したパフォーマンスを提供してくれ、特に深いマッド路面やウェット路面でとても高いパフォーマンスを発揮してくれました。また、特に前半はロックの多い荒れたセクションが多くありましたが「チーム三菱ラリーアート」の3台はラリー全行程を通じてパンクやトラブル無く走り切ることができました。そういった「GEOLANDAR M/T G003」の高いパフォーマンスや堅牢性が、今回の総合優勝・チーム賞受賞という結果に繋がったと思っています。

RALLY CARS