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2025年WRC第9戦フィンランド。レッキを終えて、競技に臨む勝田貴元にラリーへの意気込みを聞いた。今季第2戦スウェーデンでは2位表彰台を獲得したが、中盤戦では思うような走りができない場面も。ホームラリーのひとつであるフィンランドで流れを取り戻したいところだ。
──今回のレッキの感想を教えてください。
天気が良くずっとドライだったので、コンディションとしては安定していました。金曜日から少しだけ日中に天気が崩れそうなので、そこがどうなるかですね。レッキでは例年よりもサンディというかカラカラになっている感じだったので、クルマのフィーリングにどう影響するのかを見ていきます。
──前戦エストニアでは最後にリタイアしてエンジン交換ということになったのですが、何か影響はありましたか?
エンジンを交換したのは今回セブが乗るクルマですね。シャシーとエンジンがペアになっているので、僕がリタイアした結果、セブが新しいエンジンを使うことになります。
──新しいエンジンの方が良いものなのでしょうか。あるいは少し実戦を走って慣らされた方が良いものなのですか?
ピュアなパフォーマンスは分かりませんが、ラリーは不確定要素がたくさんあるので、一概には言えないところがあります。ずっと使っていくと各部が摩耗してきますし、パフォーマンスが落ちるということもあるので、一番「おいしい」ところがどこかにあるのではないかと思います。
──シルバーのカラーリングになったことで、暑さは軽減されましたか?
かなり楽になった気がします。実際にデータを聞いたわけではないのですが、感覚的にはかなり違います。気分が違うだけでも良いです!
──今回の目標を教えてください。
とにかくフィンランドはホームラリーですし、良い結果を求めてプッシュしていきたいと思います。
(Keiko Ito)