
©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool
9月11日〜14日に開催を予定している今季のWRC第11戦ラリーチリ(グラベル)が資金不足のため中止されるのではという噂について、WRCプロモーターはこれを否定した。
ラリーチリは、今回が4度目のWRC開催。8月28日〜31日にはWRC初開催のパラグアイが第10戦として開催され、南米ラウンドのダブルヘッダー2戦目として予定されている。
ラリーチリの拠点となるビオビオ州の監査当局が、ラリーの運営契約が通常の入札手続きを経て行われていなかったことを指摘し、イベントの資金提供を中止するよう求めたことが報じられていた。
しかし、WRCプロモーターはラリーエストニア会期中に、ラリーチリが予定どおりに行われることを確認した。
ラリーチリの主催委員会のチェアマン、フェリッペ・ホルタは「我々は、ルートの更新の最終段階に取り組んでおり、修正を行いながら、安全面や医療計画のプラン、テレビ放映やプレイベントの行事のプランニングを行っているところだ」と状況を説明。
「また、ラリービレッジやファンゾーンに関する準備も、すべて着実に進んでいる。ここで、たくさんの多くのファンをお迎えすることを期待している。今回のラリーチリが過去の大会と同等、あるいはそれ以上の成功を収めることを多いに期待している」
ビオビオ州知事の地域のセルジオ・ジャカマンも「ラリーチリは、この地域にとって非常に重要なイベント。そのため、我々は必ず成功に導くために、連携した取り組みを行ってきた」と付け加えている。
(Graham Lister)