WRCアクロポリス:グレゴワール・ミュンステール「今回のスーパーサンデーは今季で一番長い」土曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCアクロポリス:グレゴワール・ミュンステール「今回のスーパーサンデーは今季で一番長い」土曜日コメント集

©M-SPORT

WRC第7戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)、土曜日の走行後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。今回も受難が続くMスポーツ・フォード。多くのドライバーがハンドブレーキのトラブルに悩まされたが、この日最後のサービスで徹底修復。グレゴワール・ミュンステールも、今回のスーパーサンデーはシーズンで一番距離が長くまだチャンスが残っていることを挙げ、ポイント獲得を狙うことを明言した。

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

オィット・タナック/総合首位(=)

Red Bull

「基本的にはすごくいい一日だった。午後も、岩の地盤が危ないところもあったが、基本的にはよりスムーズで安定していた。予想よりもよかった。自分たちは一日を通してリズムがよかった。まだ首位を守っているが、まだ1ポイントも確定していないことを忘れてはならないし、まだラフなステージが待っている。新しいステージはすごく長いから、過酷だろうしね。明日、どんな成果を持ち帰ることができるかな」

アドリアン・フルモー/総合3番手(↓)

Red Bull

「午後は、とにかく生き残ってパンクのリスクを避け切り、明日のためにいい順位を守ることに徹した。タイヤの摩耗を管理するのは大変だったが、やりきって明日に向けてソフトタイヤをセーブできてハッピーだ。SS10はトラブルでタイムをロスして順位もひとつ落としたが、修理した後はもうタイムロスはしなくなった。明日はたくさんポイントを獲りたいが、同時にリスクは一切負いたくない。この長い2日間の必死の努力を、スーパーサンデーで水の泡にはしたくない」

ティエリー・ヌービル/総合5番手(↑)

Red Bull

「午後は雨を期待してソフトコンパウンドを選んだ。そうなれば、順位が上げられるからね。今日は、エバンスにプレッシャーをかけ続けたかったので少しプッシュした。何か起きた時のために、できる限り差を詰めたかったからね。明日は、何ができるか、検討しなくてはならない。Tarzanはめちゃくちゃラフだから、1回目も2回目の走行も、マシンにもタイヤにもビッグチャレンジになる。トラブルフリーのまま、いい走りをしたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1

セバスチャン・オジエ/総合2番手(↑)

TOYOTA

「堅実な一日だったし、今日もギリシャはチャレンジングな一日だったので、走り切れて満足するべき。少なくとも、昨日ほどは暑くなかったので、少し楽しめたかな。場所によっては、やはりラフだったし、午後の2ループ目は、タイヤの摩耗を気にかけていた。今日のオィットは勢いがあったので、自分たちもあれが精いっぱいだったし、午前中に、走行順の影響がまだあることを自覚したからね。明日は、まだどんな可能性も残っている。距離が長いし2ループ目はかなりラフなコンディションになると予想しているが、サンデーポイントがあるから誰も気を抜けないしね!」

エルフィン・エバンス/総合4番手(=)

TOYOTA

「今日は、走行順がかなり後ろになってマシンのフィーリングがよくなった。相応のスピードとリズムをキープしながら、トラブルを避け切ることに留意して、それができたと思う。明日はもちろん攻めていくが、フィーリングがどうなるかを見定める必要がある。いつもの短い日曜日ではなく、ラフで長い一日だが、サンデーポイントは重要なので挑む以外ない」

カッレ・ロバンペラ/SS11でデイリタイア

TOYOTA

「ラクな一日ではなかった。午前から、かなり苦戦していた。午後の最初のステージで、かなりラフなブレーキングをしてコースオフし、スタックしてしまった。道には戻れたが、マシンにダメージがあることがわかった。そのせいかどうかはわからないが、スローダウンすることができなかったので、ステージをフィニッシュできなかった。明日はとにかく、いい一日にしてできる限り多くポイントを獲ることに挑む」

勝田貴元/SS11でデイリタイア
*マニュファクチャラーズ選手権外

TOYOTA

「昨日よりもかなり良いスタートを切ることができました。昨晩クルマにいくつか変更を加えた結果、より快適かつ自信を持って走れるようになりました。さらに、ミッドデイサービスでも調整を加えたところ、午後はさらに良くなりSS11のスプリットタイムは良好でした。無理なプッシュはしていなかったですし、すべてがコントロール下にあると感じていましたが、ヘアピンコーナーでブレーキング時に路面が非常にバンピーで荒れていて、速度を落とすことができませんでした。残念ながら外側にグラベルの土手があり、その上に乗り上げ脱出することができなくなってしまいました。非常にアンラッキーではありましたが、自分のミスですのでチームに謝罪します。

サミ・パヤリ/土曜日は不出走
*チームは最終日のためにマシンの修復作業に集中することを決断。

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1

グレゴワール・ミュンステール/総合6番手(↓)
「ハンドブレーキが使えない状態で朝のサービスをスタートしたので、すごくトリッキーだった。最後の2本はステアリングラックにも何らかのトラブルがあったので、一日を走り切ることができてうれしいよ。今回のスーパーサンデーは、今シーズンで一番距離が長いけど、この2日間とは道の性格が違う。ポイントを狙っていきたい」

ジョッシュ・マカリアン/総合15番手(↓)

M-SPORT

「午前はコーナーでワイドになって石にヒットして、リヤのトーアームが破損した。ボルトが曲がってしまったので、直すのが大変だった。ドライブシャフトも破損して2WDになってしまい、タイムをロスした。午後のループ最初のステージをスタートしてすぐ、ディファレンシャルのリリースが破損してハンドブレーキが使えなくなり、ヘアピンでリバースに入れなくてはならなかった。轍のサイドにぶつかって、たぶんタイヤにもダメージがあったと思う」

マルティンス・セスクス/総合18番手(↑)
*マニュファクチャラーズ選手権ノミネート外

Red Bull

「午前中は信じられないくらいスリッパリーだった。道の上に残ることで精いっぱい。今日最後のステージは、最大のチャレンジだったと思う。タイヤにも厳しかった」

ジョルダン・セルデリディス/体調不良によりリタイア
*マニュファクチャラーズ選手権ノミネート外



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