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オリバー・ソルベルグが自身のSNSで、WRCエストニアにトヨタGRヤリス・ラリー1で参戦することを明かした。ここ数年はWRC2部門に参戦しているソルベルグは今季、マシンをトヨタGRヤリス・ラリー2にスイッチしており、前戦アクロポリスを含め3勝をマークして現在ポイントランキングでは首位に立っている。WRC2は今季も、参戦7戦中、ベスト6戦の合計ポイントでタイトルが争われ、ソルベルグは今季はここまで4戦を消化している。
ソルベルグは「素晴らしい機会をもらい、夢が叶った気持ち。2週間くらい前、会話のなかで『ラリー1で走りたい?』と聞かれたので『それはもちろん!』と答えたら『OK、乗ろう』って(笑)。最初のリアクションは『マジ?』。でも、もちろん乗ることにしたよ。こんな素晴らしいマシンに乗れるんだから、ラリーエストニアは心から楽しめると思う」と驚きながらも喜びのコメントを寄せている。
「たくさん経験を積んで、トップレベルの争いに戻りたい。また戦うために学びたいと思っている。もちろん、新しい要素がたくさんあるし、マシンもチームもまったく違うけど、少なくともまたラリー1に乗れることが素晴らしいのは間違いない。今シーズンはここまでいい流れで来ている。ラリー1でどうなるかは分からないけど、準備はできている。エストニアはすごく速度域が高いラリーで、ラリー2では2回勝っている。最高にクールなラリーで、過去にもいい走りができている好きなラリーのひとつだ。大ジャンプでは、できる限り高速で飛び切りたい」
「GRヤリス・ラリー1は、フィンランドで最初のテストを行った。ラリー2との一番の違いは、エアロダイナミクスとスピード。安定感も抜群だ。もちろんエンジンも、ラリー2は3気筒だけど、ラリー1は4気筒だからね。本当に素晴らしいマシンで、すでに乗り心地の良さを感じたし、速さもあるので、将来のためにしっかりと学びたい。すごく速いラリーだから少し緊張もあるけど、感触はいいし、一歩一歩学んでいくことが目標。チームメイトにたくさん質問をして、自分の糧にしたい。オジエとも電話で話したけど、いつもすごく助けてくれるので、チームやマシンのことを色々教えてもらった。エストニアでは、もちろん最初のステージからベストを狙ったりしない。ラリー1に乗るのは久しぶりだからね。フィニッシュに向けて、少しずつ自信を取り戻していくよ」