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MINIがいなくなってもコラボは生きてます

 

MINIがいなくなってもコラボは生きてます

つい先ほど、シトロエンレーシングがアブダビでの記者会見の様子をいち早くネットで公開しましたね。思ったよりも早かった印象ですが、マシンのカラーリング、皆さんはどう思われたでしょうか?

レッドブル一色というのもナンでしたが、赤と金というのもまたなんとも……。でも実際に走っている姿を見るときっとカッコいいと思えてくるような気がします。

編集者として気になるのは、あの金がどのくらいラメラメかということ。あまり光を反射しすぎたり、見えにくいカラーリングだと写真の色がバラつくんですよね。巨匠・コバヤンをもってしても。その辺も考えていただけると大変うれしいのですが。

さて、もう12月も上旬が終わろうとしていますが、「なんか忘れてやしないかい?」と思っていらっしゃる方もおられるかと思います。そう、WRC PLUS vol.05でご応募いただいた「MINIxWRC PLUSコラボレジャーシート」です。

実は予想以上のご応募だったため、諸々の準備が遅れております。おそらく皆様のお手元に届くのは年明けになってしまいそうな予感……。誤解のないように言いますと、MINIがワークスを撤退したためにデザイン変更を余儀なくされたとか、そういった理由では決してございません(笑)。

チュリニ峠の石段で観戦する時に使おうとされていた方には大変申し訳ないのですが、豪雪の中で荷物を雪から守る際や、北米の舞い上がるホコリから身を守るのには使っていただけるように精進いたしますので、いましばらくお待ちくださいませ。



さて、そのシトロエンの体制発表にダニ・ソルドが出席していますが、プロドライブの広報からもソルドへの感謝の言葉が届きました。足掛け2年間、MINIの発展に寄与してきたソルドへの想いは、リリースを出すほどに強かったようです。しかも、ソルドとの思い出の写真もたくさん送られてきました。

プロドライブWRCチームの代表であるデイブ・ウィルコックは「ダニはWRCの中でもトップドライバーのひとりだ。スペインでの素晴らしいパフォーマンスの後で、シトロエンが彼を選んだことにはまったく驚いていないさ」とコメント。ソルドとともにMINIを育て上げた2年間は、素晴らしい時間だったと絶賛しています。

一方で、「彼にWRCでの初勝利を与えることができなかったことだけが悲しいよ……」とも。

そう、ソルドってばまだWRCで優勝したことがないんですよね。

思えばMINIがワークス参戦する前の2011年のフランスで、ソルドはオジエにわずか6.3秒差で破れました。ここ数年ではソルド自身最も優勝に近かった瞬間。それも開発途中のMINIで、です。

もしこの時MINIが優勝していたら、BMWとMINI(プロドライブ)の関係も変わっていたかもしれません。まあ、それを阻止したのもこれから最も手強いライバルとなるオジエなのですから、因果というか運命というか……。

ともあれ、2013年のシトロエンにとってはソルドはターマックで最も頼りになる存在。ということは優勝することだってあるかもしれません。プロドライブに残してきたものを、シトロエンで手にしてほしいです。

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