APRCファイナルはコフスコーストラリーでタイトル決戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

APRCファイナルはコフスコーストラリーでタイトル決戦

©Tayler Burke

2022年のAPRCは、タイトルを決するファイナルが11月25〜27日、オーストラリアで開催されるコフスコーストラリー(グラベル)で行われる。

APRCは、ファイナル一戦でタイトルを決めるシステムを2019年に導入。この時は、中国のラリーオブ龍遊で、台湾のリン・デューウェイ/レ・ケペンがタイトルを獲得した。しかし、以降の年は新型コロナウイルスの感染流行によりシリーズが成立せず、ファイナル方式でタイトルが決まるのは今回がまだ2度目だ。

今回のファイナルには、6クルーがAPRC部門にエントリーしている。うち、オーストラリア外からの参戦はニュージーランドのヘイデン・パッドンだ。パッドンがコフスコーストのステージを走るのは2018年のWRCオーストラリア以来で、この時はヒョンデi20 WRCで総合2位でのフィニッシュを果たしている。今回は、ニュージーランド選手権を3回制しているヒョンデi20 AP4をドライブする。

「ここのラリーにはいい思い出がたくさんある。過去2回はWRCでポディウムに上がっているし、いつも楽しめているラリーだ。今年はフォーマットが変わるが、同じように楽しめると思う」とパッドン。
「この一戦だけでタイトルが決まるのでプレッシャーは感じている。とにかくクリーンで安定した走りを続けなくてはならない。ベイツ兄弟はハードにプッシュしてくると思う。彼らのホームだからね。また、初日はスタート順が一番だし、天気があっという間に変わることもあるから、コンディションに対応しなくてはならない。雨が降るとどれくらいマッドになるかを見てきたし、ドライならすごくダスティだしね」

トヨタ・ガズーレーシング・オーストラリアからは、ハリー・ベイツとルイス・ベイツの兄弟が2台のトヨタ・ヤリスAP4で参戦。リッチー・ダルトンもヤリスAP4をドライブする。また、ルーク・アネアはフォード・フィエスタR5、ダニエル・ゴンザレスはシュコダ・ファビアR5マシンでエントリーしている。

コフスコーストラリーには計14SSが設定。24日木曜日の午前にテストを行い、午後にレッキに向かう。イベントは25日金曜日の夕方、インターナショナルスタジアムで開幕。土曜日は、8SSが設定され、多くがWRCイベントでも使用されたステージとなっている。日曜日は3SSを2回ループ。最終のパワーステージ、Moletonは9.07kmとなっている。

2022 Coffs Coast Rally Entry List



RALLY PLUS