WRCエストニア:ラトバラ「カッレはコンディションが難しくなるほど強くなる」チーム代表コメント – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:ラトバラ「カッレはコンディションが難しくなるほど強くなる」チーム代表コメント

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第7戦エストニアラリーを終えて、マニュファクチャラーズ選手権を戦う各チーム代表のコメント。初日の走行順が先頭で砂利掃除の苦難を強いられても、快走を続けるカッレ・ロバンペラは、大雨で路面が水浸しになったパワーステージでも、なおパフォーマンスを上げてみせた。その力量にチーム代表も舌を巻く。

トヨタ・ガズーレーシングWRT
ヤリ‐マティ・ラトバラ
(チーム代表)
■マニュファクチャラーズ選手権首位:298ポイント
「カッレの能力には、毎回驚かされている。特にパワーステージのコンディションはこの上ないほど難しくなったが、コンディションが難しくなるほどカッレは強くなるようだ。しかし、チーム全体の努力がこの結果につながったことも忘れてはならない。この週末、これだけ多くのステージウインを獲得したことは、ハイブリッドのGRヤリス・ラリー1が速くて信頼性があることの証明であり、4台すべてがトップ6でのフィニッシュを果たした。エルフィンは今回も、安定して速さのある非常に手堅いパフォーマンスを披露したし、エサペッカと貴元も、フィニッシュまでいい走りを見せた。ラリー界で最も優れたドライバーと優れたチームを持っていることに、心から喜んでいいと思う」

ヒョンデ・シェル・モビスWRT
ジュリアン・モンセ
(副チームディレクター)
■マニュファクチャラーズ選手権2番手:211ポイント

Hyundai Motorsport GmbH

「最終日の我々の目標は、3位、4位をキープすることだった。ウエットコンディションのため、パワーステージを狙うのはリスクが高すぎると判断した。パフォーマンスのレベルに関しては、この週末で見てきたとおり、満足はできない。上位のマシンと比べてペースが落ちているのはフラストレーションがたまる。我々が獲得したステージウインの本数は1本だけということが、我々の立ち位置をハッキリさせている。マシンの基本的な部分にもっと開発を行う必要があるので、この先も長い仕事が待っている。ポジティブな面は、少なくとも信頼性の面で大きなトラブルはなく、3台が揃ってフィニッシュしたこと。ケニアのことを考えれば、これはこれで成果のひとつだ」

Mスポーツ・フォードWRT
リチャード・ミルナー
(チーム代表)
■マニュファクチャラーズ選手権3番手:157ポイント

M-SPORT

「今回は自分たちに流れがなかったと言っていいと思うが、パフォーマンス面ではポジティブなこともある。クレイグは、序盤の不運はあったが、土曜日の午前は挽回してこのマシンのペースを示し続けた。アドリアンも同様の走りを披露したし、走りやすさを感じ始めるようになり、彼の力量で狙える位置に戻ってきたことが見られたのはよかった。天気は我々が好むようなものではなく、コンディションも予想よりも格段にタフだった。何度も雨にやられたし、たくさん泥が出てクルーたちも苦労が多かったし、特にパワーステージでは残念ながらポイントを獲得することができなかった。悔しい結果だが、こんな時もある。今はもう、2週間後のフィンランドのことを考えている」



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