©Takuji Hasegawa
2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパン。ポイントリーダーのエルフィン・エバンス(トヨタ)は初日のSS1「Kuragaike Park SSS(2.75km)」を走行し、トップのロバンペラから0.8秒差の総合6番手につけた。翌日からの本格的なSSに向けて、エバンスがラリーの展望を語った。
「レッキは悪くなかったよ。いつもどおりテクニカルなコースで、かなり曲がりくねっていた。いつもの話だし、どう対応するかだね。今年は一部区間でいつもより落ち葉が少なくて、むしろ走りやすいかもしれない。もちろん天候がどうなるかだけど……」
ランキングトップでラリージャパンを迎えたエバンスだが、出走順に大きな影響はないと考えている。
「このラリーではスタートポジションは、そこまで重要じゃない。場合によっては道が良くなっていることもあるけど、特にそれが鍵になることはないと思う。シェイクダウンでは良いタイムを出せたけど、今週末走るSSとは大きく異なるタイプのステージだからね。どのラリーでも、ミスをしないよう最善を尽くすのは当然だ。同時に可能な限り、正確かつスピーディに走ろうとトライしている。ラリージャパンはスピードと正確性のバランスを取るのが簡単じゃない。ただ、それは全員に共通する課題だから、トライするしかないね」
昨年まではラリージャパンが最終戦として開催されていたが、この後に初開催のグラベルラリー最終戦「ラリーサウジアラビア」を走ることになる。
「去年はマニュファクチャラーズ選手権が決まっていなかったし、今年とは状況がまったく違う。昨年はヒョンデから大きく遅れを取っていて、ある意味ゼロから始めるようなものだった。でも今年は違う。ここで良い感覚を掴んで、最終戦に向かっていくつもりだ。このラリーで二度勝っているからといって、特に有利なスタートを切れるわけじゃない。とにかくベストを尽くすだけだよ」












